YL音響 YL-11(CS-28)
¥49,500(1台、1960年代後半頃)
解説
徹底した設計、生産の合理化によって高水準を保ちながら低価格化を実現したスピーカーシステム。
低域には、ホーン型ユニットとの音質的なつながりを考慮して設計された30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
中域にはホーン型ミッドレンジを搭載しています。
このユニットには、単体販売されている350Fユニットと同じ性能を持ったドライバーユニットと、新設計の広指向性ホーンであるEL-500を組み合わせています。
高域にはホーン型トゥイーターを搭載しています。
このユニットには、単体で販売されている180Fユニットと同じ性能を持ったドライバーユニットと、広指向性を持つ楕円ホーンであるEL-2500を採用しています。
ネットワーク部には全て空芯コイルを使用しています。
また、フロントバッフルにアッテネーターを搭載しており、高域と中域を各2dBステップで3段階切換えできます。
マルチアンプ用に、ネットワークを通さない端子を搭載しており、切換えて使用できます。
エンクロージャーにはバスレフ設計を採用しています。
機種の定格
型式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
設計番号 | CS-28 |
使用スピーカー | 低域用:30cmコーン型 中域用:ホーン型(350F同性能ドライバ+EL-500ホーン) 高域用:ホーン型(180F同性能ドライバ+EL-2500ホーン) |
周波数特性 | 35Hz~22kHz |
最大許容入力 | 30W(ミュージックパワー) |
入力インピーダンス | 8Ω |
ネットワーク | LC型 |
クロスオーバー周波数 | 600Hz、6kHz |
外形寸法 | 幅420x高さ740x奥行415mm |
重量 | 30kg |