オーディオの足跡

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アンプ

スピーカー

その他

YL音響試聴室の写真(60年代後半~70年代前半頃?)

YL音響が秋葉原に設けていた試聴室の構成です。
当時の所在地は東京都千代田区外神田3-14-7にある新末広ビルの6階で、2013年現在もビルは残っているようです。構成についてですが、他であまり見られない低音ホーンスピーカーの試聴やMB-70ホーンとD-75000の構成を聴きたいという要望が多かったためこの構成にしたようです。

スピーカー部
オールホーン構成の5ウェイシステムとなっています。
超低域には有効長7mのコンクリート製ホーンを製作し、D-1250でドライブしています。また、各帯域はYL音響の5桁のDシリーズを使用しており、高域はD-18000、中高域はD-35000とEL-1000ホーン、中低域はD-55000とEL-250Lホーン、低域はD75000とMB-70ホーンを使用しています。

アンプ部
チャンネルディバイダーを含むNFB無しプリアンプを用いたマルチアンプ構成となっており、チャンネルディバイダーで超低域のみ分割し、残りの帯域はLC型ネットワークで分割しています。
パワーアンプはMACTONE MK-IIIを片チャンネルあたり2台使用しています。

レコードプレイヤー部
レコードプレイヤーは木のブロック(厚さ105mm)に穴を繰り抜き、モーターはスポンジで浮かして接着剤で固定しています。また、アームは鉛の円板にベースを留め、これもスポンジで浮かせて接着剤で固定しています。
カートリッジにはDL-103等を使用したようです。

テープデッキ部
デッキにはTEACのA-7030を使用していますが、内蔵のヘッドアンプは使用せずにヘッドの出力を直接プリアンプへ入力しています。