YAMAHA MC-7
¥19,000(1980年頃)
¥21,000(シェル付、1980年頃)
解説
クロス発電方式を採用したMCカートリッジ。
十字型の振動系を採用したクロス発電方式を採用しています。
通常のカートリッジでは振動系と電気系が一体の発電方式となっているため、振動系が常に理想的な45゜~45゜の動きをしていない限り、振動系での不備がストレートに出力に影響しますが、クロス発電方式では振動系の動きが45゜~45゜のステレオカッティングより大きな角度となっても、電気系を45゜~45゜より小さくして補うことで、出力は常に正確な45゜~45゜を得ることが可能です。
アーマチュアのコア材には、飽和磁束度が高く、量子化ノイズが極小の高純度センダストを採用しています。
機種の定格
型式 | MCカートリッジ |
変換方式 | 独立V-Hマトリックスムービングコイル型 |
アーマチュア | V-H方向十字型センダストコア |
振動系 | ワンポイントサスペンション方式 |
スタイラス | 0.14x0.07mm角ソリッドダイアモンド |
カンチレバー | アルミニウムテーパードパイプ |
ハウジングケース | 端子一体型高強度プラスチック |
出力電圧 | 0.3mV(1kHz、5cm/sec、Peak 45゜) |
チャンネルバランス | 1dB以内(1kHz) |
チャンネルセパレーション | 28dB以上(1kHz) |
電気インピーダンス | 30Ω(純抵抗性) |
再生周波数範囲 | 10Hz~20kHz(能力:60kHz) |
針圧 | 1.5g±0.3g |
動コンプライアンス | 15x10-6cm/dyne(100Hz) |
静コンプライアンス | 35x10-6cm/dyne(100Hz) |
バーチカルトラッキング角 | 20゜±2゜ |
針先 | 8x20ミクロン楕円針 |
重量 | 5.7g |
交換針 | 本体交換(¥13,300) |