Wilson Audio WATT series3
価格不明(1台、1990年頃)
解説
WATTシリーズの3代目にあたるスピーカーシステム。
WATTはWilson Audio Tiny Totの略です。
WATTはロケーション録音の良否をストレートに判断できるモニターを目指して開発されました。そこから2回に渡る改良が施されたのがWATTseries3になります。
低域には16.5cmコーン型ウーファーを搭載し、高域には2.5cmドーム型ツィーターを搭載しています。
演奏における楽器の位置関係を正しく再現するため、各ユニットの誤差を1/4dBというシビアな許容範囲におさえています。
また、トランジェントディケイタイムの改善を図るため、独特の形状のエンクロージャーを採用しています。
ネットワーク部には個別にチューニングしたチューブトラップを装備しており、エンクロージャー内の背圧によるネットワーク素子への影響を低減しています。
エンクロージャーには共振性の低いメタクリレートポリマーを使用しており、さらにクロスブレーシングを施しています。また、エンクロージャーのスイートスポットに亜鉛板を配置するなどの徹底した共振対策が施されています。
WATTの低域不足をカバーするシステムとして、サブウーファーPUPPYがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:16.5cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 55Hz~16kHz 3dB |
インピーダンス | 4Ω |
推奨アンプ出力 | 30W以上 |
出力音圧レベル | 91dBA/W/m |
外形寸法 | 幅305x高さ356x奥行419mm |
重量 | 54.6kg |