KENWOOD LS-300G
¥60,000(2台1組、1993年発売)
解説
ナチュラルなアコースティックサウンドの再生を実現するため、フラットな周波数特性をベースに音楽性を追求したスピーカーシステム。
低域には15cmコーン型ウーファーを搭載しています。
コーンには分割振動領域で大きなピークやディップが生じないノンプレスコーンを採用しており、さらにダンプ材を塗布しています。
また、フレームにはアルミダイキャストフレームを採用し、しっかりとマウントしています。
高域には2.8cmソフトドーム型トゥイーターを搭載しており、低域再生限界foは450Hzで、再生可能周波数帯域は600Hz~30kHzとワイドレンジな物になっています。
ピークや暴れを極力抑えたスムーズな高域を再生するため、通常2.5cm規格であるドーム口径をあえて規格外の2.8cmで開発しています。このトゥイーターの振動板はポリエステル系の素材にウレタンコーティングが施されており、磁性流体を注入した磁気回路で駆動しています。
エンクロージャーはウーファーとトゥイーターを近接配置とすることで点音源化を図っています。
また、素材にはMDFを採用しており、特にフロントバッフルは多重塗装を施したMDFとパーティクルボードの2層構造として強化しています。
また、内容積の設計についても、エンクロージャーとユニットのバランスを最適化し、低域の質や量を向上しています。
ネットワーク部はシンプルなネットワークとし、-6dB/octという緩やかなカーブでクロスオーバーさせています。
伝送ロスの少ないバナナ端子対応の金メッキスピーカーターミナルを採用しています。
別売りで専用スピーカースタンドがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ) |
ユニット | 低域用:15cmコーン型 高域用:2.8cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 45Hz~30kHz |
最大入力 | 60W |
定格入力 | 30W |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 82dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 1.5kHz |
外形寸法 | 幅210x高さ348x奥行308mm |
重量 | 7.8kg |
別売:スピーカースタンド SR-300G(2台1組、¥40,000) | |
外形寸法 | 幅428x高さ623x奥行325mm |
重量 | 4.2kg |
付属 | ピンスパイク |