KENWOOD LS-110
¥28,000(1台、1984年頃)
解説
イオンプレーティング・チタンドームトゥイーターを採用した3ウェイブックシェルフ型スピーカーシステム。
低域には21cmコーン型ウーファーを搭載しています。
ポリプロピレンとマイカの複合材による振動板に、成形により強化コルゲーションを設置しています。さらにボイスコイルボビン材にはガラス繊維の複合材(GFRP)を用いた130Wの高耐入力設計となっています。
高域には2.5cmイオンプレーティング・チタンドーム型トゥイーターを搭載しています。
このユニットの振動板には、世界で初めてイオンプレーティング(IP)技術を導入し、軽量・高剛性振動板を実現しています。このイオンプレーティング技術は、窒化チタンをイオン化し、プラズマ状態で加速してチタンの表面に蒸着するもので、窒化チタンの分子の運動エネルギーを高めて蒸着しているため、蒸着強度が高く、チタンの6倍以上の硬度を持つ振動板に仕上げています。
超高域用にはスーパートゥイーターを搭載しています。
エンクロージャーには左右対称設計を採用しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:21cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 超高域用:ドーム型 |
周波数特性 | 40Hz~40kHz |
瞬間最大入力 | 180W |
最大許容入力 | 130W(EIAJ) |
定格入力 | 50W |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 90dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 4kHz、10kHz |
最大外形寸法 | 幅270x高さ480x奥行216mm |
重量 | 8kg |