TRIO TT-10
¥44,900(1969年頃)
解説
TT-20の姉妹機として発表されたステレオテープデッキ。
録音、再生、消去のそれぞれに専用のヘッドを内蔵した3ヘッド構成を採用しています。
左右チャンネル独立したテープ・モニター・スイッチを採用しています。
テープ演奏が終ると自動的にメカニズムの一切が停止するオート・ストップ機構を搭載しています。
メカニズム部には、ベルト・アイドラ・ドライブ・メカニズムを採用しており、モーターから発生するワウ・フラッターを低減しています。
4トラック・ステレオ・テープをモノラル再生で楽しめるモードスイッチを搭載しています。
4桁のテープカウンターを搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオテープデッキ |
トラック型式 | 4トラック・2チャンネル・ステレオ及びモノラル |
メカニズム型式 | 1モーター・ベルト・アイドラドライブ |
使用リール | 最大7号 |
ヘッド及びアンプ | 録音・再生・消去の3ヘッド方式 オール・ソリッド・ステート録音・再生・専用プリアンプ内蔵 |
テープスピード | 3スピード(19cm/sec.、9.5cm/sec、4.75cm/sec) |
ワウ・フラッター | 19cm/s:0.15%(rms)以下 9.5cm/s:0.25%(rms)以下 4.75cm/s:0.35%(rms)以下 |
周波数特性 | 再生:50Hz~15kHz -2dB(19cm/s) 録再:40Hz~19kHz +1 -3dB(19cm/s) 50Hz~10kHz +1 -3dB(9.5cm/s) 50Hz~5kHz +1 -4dB(4.75cm/s) |
録音再生イコライザー | NAB(JIS)規格 |
SN比 (基準録音レベルに対し) |
再生:50dB以上 録再:45dB以上 |
入力ジャック | Mic:最大感度-63dB(0.6mV)/50kΩ(10kΩ接続が最適) Line:最大感度-18dBS(100mV)/100kΩ |
出力ジャック | Line:0.775V/100kΩ ヘッドホン:8Ω |
録再コネクター | 入力:最大感度-38dBS(9.8mV)/100kΩ 出力:基準出力0dBS(0.775V)/2.5kΩ 最適負荷インピーダンス100kΩ |
セパレーション | トラック間:38dB以上(100Hz基準レベル) チャンネル間:50dB以上(1kHz基準レベル) |
アンプ歪率 | 0.6%以下(録音再生アンプ共、基準レベル時) |
消去方式 | 交流消去 |
使用半導体 | トランジスタ:16個 ダイオード:6個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 40W |
外形寸法 | 幅406x高さ323x奥行180mm |
重量 | 10kg |
付属 | リールクランパー:2個 7号空リール:1個 リール厚補正シート:2枚 オーディオ2Pコード:2本 |