KENWOOD KX-W8010
¥45,600(1990年頃)
解説
Wレック・Wリバース構成のダブルカセットデッキ。
A/B両デッキに録音回路を搭載しており、同一ソースを2本のカセットに同時録音したりA/B両方向からのダビングが可能です。
また、2本のカセットの連続録音や連続再生が可能です。
DPSS機能を搭載しています。
この機能ではFF/REWサーチで飛び越し選曲が行えるほか、再生中の曲を16回まで繰り返し演奏する1曲リピート、ワンタッチで録音のやり直しが可能なリレックスタンバイ、10秒間以上のブランクを早送りしながら再生するダッシュ&プレイ、テープを頭から巻き戻してから再生するリワインドプレイなどの機能を利用できます。
リレープレイ機能を搭載しており、A/Bどちらか一方のテープ再生を終了すると自動的に次のテープを再生する事ができます。
長時間ノンストップで音楽再生ができます。
Aデッキ部にはインデックススキャンを搭載しており、曲の頭を次々に再生する事で曲を探せます。
ワンタッチでAからBデッキへのダビングを行なえます。ダビング速度はノーマル/ハイ(倍速)から選択できます。
BデッキにはドルビーHX-Proを搭載しており、録音のバイアス量を自動的に調節する事でテープの記録能力を向上しています。
Bデッキにはオートバイアス機能を搭載しています。
この機能では使用テープごとに特性を検出し、低域と高域の異なる周波数での録音レベルが同じになるようマイコンで自動的に調整します。
メカニズム部にはケンウッド独自の高剛性サイレントメカニズムを採用しており、2つのメカニズムのモーターの回転振動や外部振動を吸収する事でテープ走行性能を向上させています。
ケンウッド製CDプレイヤー(DP-8020、DP-7020、DP-6020、DP-5020等)とシリアル接続する事でシンクロレックが可能です。
大型FLディスプレイを搭載しており、現在の操作状態を確認できます。
機種の定格
型式 | Wレック、Wリバースデッキ |
ヘッド(A・Bデッキ共通) | 録音・再生:ハードパーマロイ録再ヘッド |
ワウ・フラッター | 0.08%(WRMS) |
周波数特性 | メタル:30Hz~16kHz |
SN比 | 72dB(Dolby NR C、ON時) |
歪率 | 0.9%(1kHz、メタル) |
最大外形寸法 | 幅440x高さ127x奥行264mm |
重量 | 5.4kg |