TRIO KX-660R
¥59,800(1983年発売)
解説
高剛性メカとNewDPSSを搭載したステレオカセットデッキ。
KX-880SRのノウハウを受け継いだ2モーター+1モーターのメカニズムを採用しています。
ヘッド部には回転ヘッド方式オートリバース機構を搭載しています。
回転ヘッド方式は、FWD走行、REV走行のそれぞれを独立してアジ増す調整できるため、良好なヘッドタッチを得られるとともに音質の差のない、録音再生が可能です。
FWD走行からREVへの反転にはフォトセンサーを使った瞬間反転を採用しています。
独自の自動選局装置であるNewDPSSを搭載しており、前後最大16曲頭出再生、1曲リピート再生、片面フルリピート、両面フルリピート、一発録音録り直し、リワインド・プレイ、インデックス・スキャン、ブランクサーチ、オート・レック・ミュートなどの操作が可能です。
専用ICを採用しMOL特性を高めたドルビーCタイプを搭載しています。
再生アンプ部にデュアル・プリアンプICを使用し、高SN、低歪率化をはかっています。
LED表示のオートテープ・セレクターを搭載しています。
電源部はIC化した3端子レギュレーター、メカ駆動用電源には専用レギュレーターを採用しており、安定したローインピーダンス駆動の電源となっています。
左右各15ポイントのピークレベル・メーターを搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック形式 | ステレオ |
録音方式 | 交流バイアス(85kHz) |
ヘッド | 録音・再生:ハードパーマロイヘッド 消去:ダブルギャップフェライトヘッド |
モーター | キャプスタンモーター:電子制御DCモーター リールモーター:DCモーター メカ駆動モーター:DCモーター |
ワウ・フラッター | ±0.09% W・Peak(EIAJ) 0.05% (WRMS) |
早巻時間 | 約75秒(C-54) |
周波数特性 | メタルテープ:30Hz~15000Hz ±3dB |
歪率 | メタルテープ:1.0%(1kHz、3次高調波歪率、EIAJ) |
SN比 | EIAJ メタルテープ:55dB Dolby C on:75dB Dolby NR off:58dB |
入力端子 | マイク:77.5mV(適合インピーダンス50kΩ) |
出力端子 | ライン:350mV(出力インピーダンス2kΩ) ヘッドホン:0.26mW(出力負荷インピーダンス8Ω) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | AC 29W(電気用品取締法) |
外形寸法 | EIAJ:幅420x高さ100x奥行250mm 突起部含む:幅420x高さ113x奥行275mm |
重量 | 5.2kg |