オーディオの足跡

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KA-1100の画像
 解説 

DLD(ダイナミック・リニアドライブ)サーキットを採用したプリメインアンプ。

DLDサーキットは、出力部にローパワーアンプとハイパワーアンプの2つのアンプを持ち、信号の大部分を歪率0.001%以下のローパワーアンプで処理しています。
このローパワーアンプが受け持つのは約50Wまでで、このアンプを巨大な電源で駆動するため、電源インピーダンスを低くする事ができ、スピーカーの負荷変動に左右されない良好な諸特性を得ています。
また、瞬間的な大信号入力時にはハイパワーアンプが働きます。
これにより、瞬間的な大入力に対しても供給電力が大きく、また、低インピーダンス時にも電流リミッターが動作しにくいことにより、スピーカーを安定してドライブしています。

アンプの入力波形と相似形をした信号でスピーカーシステムをドライブするため、Σドライブ方式を採用しています。これにより数mの接続ケーブルを使用してもスピーカーの入力端子での波形の変形を抑えています。

デュアルヘッド・イコライザーアンプを採用しています。
これは、FETとトランジスタの素子の特性を生かして、入力部の差動回路とNF素子をそっくり差し換える独自の回路構成を採用しており、各カートリッジの性能を発揮させます。

機種の定格
型式 DLDインテグレーテッドアンプ
定格出力 130W+130W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch動作、THD0.004%)
180W+180W(4Ω、1kHz、両ch動作、THD0.004%)
全高調波歪率(8Ω、定格出力時) 0.004%(CD/AUX、Tuner、Tape→SP Out、1/2定格出力時、20Hz~20kHz)
0.005%(Phono→SP Out)
混変調歪率 0.004%(CD/AUX、Tape、Tuner→SP out、60Hz:7kHz=4:1)
周波数特性 DC~200kHz-3dB
Phono RIAA偏差 ±0.2dB(20Hz~20kHz)
ダンピングファクター 1000(100Hz)
出力帯域幅 5Hz~90kHz(歪率0.02%、CD/AUX、Tuner、Tape→SP Out、8Ω)
SN比(IHF-A) Phono MM:88dB
Phono MC:70dB(100μV)
CD/AUX、Tuner、Tape:108dB
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:0.1mV/100Ω
CD/AUX、Tuner、Tape:150mV/47kΩ
トーンコントロール Bass:50Hz±10dB(200Hz)、100Hz±10dB(400Hz)
Treble:10kHz±10dB(3kHz)、20kHz±10dB(6kHz)
ラウドネスコントロール +3dB、+6dB、+9dB(30Hz、60Hz、90Hz)(Volume-40dB)
サブソニックフィルター(-3dB) 6dB/oct(18Hz)
ライズタイム 1.7μs
スルーレイト ±100V/μs
Phono最大許容入力
(1kHz、THD0.004%)
MM:260mV
MC:10mV
出力レベル/インピーダンス 150mV/220Ω
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 310W(電気用品取締法)
電源コンセント 連動:2系統100W
非連動:1系統400W
最大外形寸法 幅440x高さ158x奥行383mm
重量 13kg