Panasonic SL-PS700
¥39,800(1991年頃)
解説
MASH・1ビットDACや独自のスイングアームメカを採用したCDプレイヤー。
D/A変換部にMASH・1ビットDACを採用しており、ゼロクロス歪などの非直線歪を原理的に発生せず、微小信号再生時のリニアリティの高い再生が可能となっています。
ディスクごとにサーボ量を調整するデジタルサーボを採用しています。
デジタルサーボではCDごとにフォーカス、トラッキング、トラバースの各サーボ量をソフトウェア処理で調整しており、安定したサーボ特性によってデジタル信号の時間軸でのゆらぎやサーボ電流のリップルを減らし、音質を向上しています。また、ディスクのソリや傷、偏芯への対応力を強化しプレイアビリティを向上させています。
さらに、回路のデジタル化によってアクセス精度やアクセススピード、信頼性を高めています。
外部からの振動を低減するため、金属とBMCの多層複合によるTNRCベースや4つの大型インシュレーターを採用しています。さらにスプリングと粘弾性材からなる光デッキインシュレーターを採用することでメカの共振を抑えています。
また、トレイの駆動機構には新開発のスイングアームメカを採用しており、サイレント動作を実現しています。
ファンクションマネージャーを搭載しており、内蔵された17機能から最もよく使う5機能をメインファンクションとして任意にメモリーし、ダイレクトにセレクトできます。
テープレングス設定、サイドA/B表示切換え、数枚のCDからの編集に便利なリンク、指定時間でフェードアウトするタイムフェード、テープの残り時間を最小にするジャストタイムエディット、アレンジ、オートピークサーチ、リピート、A-Bリピート、ランダムプレイ、フォワードスキップ、リバーススキップ、フォワードインデックス、リバースインデックス、フェーダ、オートキュー、オートスペースの計17機能を搭載しています。
ハイスピードリニアアクセスシステムを採用しており、高精度リニアモータによって高速アクセスを可能にしています。
光デジタル出力端子を採用しています。
クラスAA回路やオーディオパーツを採用することで高音質化を図っています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
周波数特性 | 2Hz~20kHz±0.3dB |
ダイナミックレンジ | 98dB以上(EIAJ) |
S/N比 | 114dB以上(EIAJ) |
全高調波歪率 | 0.0028%以下(1kHz、EIAJ) |
チャンネルセパレーション | 110dB以上(EIAJ) |
ワウフラッター | 測定限界以下(EIAJ) |
ヘッドホン出力レベル | 最大15mW/32Ω(可変) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 13W |
外形寸法 | 幅430x高さ130x奥行333mm |
重量 | 5.2kg |
付属 | リモコン |