オーディオの足跡

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SU-V7Aの画像
 解説 

音楽信号再生時のトランジェントクロスオーバー歪をも解消するコンピュータードライブ回路を搭載したニュークラスAインテグレーテッドアンプ。

コンピュータードライブモニターにより、回路の動作状態を一目で確認可能です。
電源onの後、出力トランジスタがいち早く最適状態となるよう、強制的にアイドリング電流(ICQ)を流すプリヒート機能を搭載しています。電源スイッチをonにすると、フロントパネル右下に設けたディスプレイのPreheatのLEDが点滅し、直ちにプリヒート状態に入ります。出力トランジスタは約20秒で理想状態となり、AutoのLEDとComputer Driveのグリーンサインが点灯し、回路が安定動作状態に入った事を知らせます。

電磁輻射による高域歪を事実上解消したコンセントレーテッドパワーブロックを採用しており、出力段と電源部を巧妙な構成で集中配置させることで、電磁界の悪影響を根本から断ち切っています。

低損失・大容量を誇る新設計の電源トランスと、低損失の大容量電解コンデンサにより、強力な電源回路を構成することで、常に安定した電圧を供給しています。また、大チップサイズ出力トランジスタの採用により、リニアリティを向上させています。

パネル高さ2.5U(1U=43.6mm)のスリムなフォルムを実現するため、出力トランジスタが発生する熱を横方向に分散するヒートパイプ放熱器を採用しています。

マイクロコンピューターを活用した純電子式保護回路を搭載しており、DC漏れやスピーカー端子のショート、異常なアンプ内部の温度上昇などをコンピューターが判断し、リレーでスピーカーを切離します。

フォノイコライザ初段には新開発ローノイズデュアルFET採用の差動増幅器、次段には100dB以上の高ゲインICを使用し、MC基本のハイゲイン設計としています。

ストレートDCアンプ構成を採用しており、M・MCとも入力コンデンサを追放したICLイコライザとしているため、ストレートDC動作時には、フォノ入力は1つのカップリングコンデンサを通過するのみ、ハイレベル入力時はハイゲインのDCアンプでダイレクトにスピーカー端子まで増幅され、忠実な波形伝送が可能です。

100%近いNFBを可能にしたリニアフィードバック回路の効果をトーンコントロール回路にも活用し、メインアンプのNFループを利用したbassと、NF-CR型を採用したtrebleで構成しています。

グラフィックイコライザ、マイクミキシングアンプ、アンビエンスコントローラーなどの外部アクセサリー専用接続端子を搭載しています。

独立型のrec/inputセレクタを採用し、レコードリスニング中にFMエアチェックやテープダビングも可能です。

機種の定格
型式 インテグレーテッドDCアンプ
<Tuner、Aux→SP out総合特性>
実効出力(20Hz~20kHz) 100W+100W(8Ω、0.003%)
全高調波歪率 0.002%(定格出力-3dB、20Hz~20kHz)
TIM 測定不能
出力帯域幅 5Hz~100kHz(THD 0.02%)
周波数特性 20Hz~20kHz +0 -0.1dB
5Hz~170kHz +0 -3dB
SN比(IHF-A) 104dB(ストレートDC)
残留雑音 0.5mV(ストレートDC)
ダンピングファクター 80(8Ω)
負荷インピーダンス main or remote:4Ω~16Ω
<その他特性>
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:170μV/220Ω
Tuner、Aux、Tape:150mV/22kΩ
Phono SN比 MM:88dB(2.5mV入力)
MC:72dB(250μV入力)
Phono周波数特性 20Hz~20kHz、RIAA ±0.5dB
トーンコントロール Bass:±10dB(50Hz)
Treble:±10dB(20kHz)
フィルター Subsonic:30Hz、-6dB/oct
ラウドネスコントロール +9dB(50Hz、Volume -30dB)
<総合>
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 137W
外形寸法 幅430x高さ120x奥行362mm
重量 10.0kg