Panasonic SU-TX50
¥125,000(1996年発売)
解説
5チャンネルパワーアンプとマルチチャンネル入力を搭載したAVアンプ。
パワーアンプ部には独自のエンハンスド・クラスH回路を採用しており、ハイブリッドICを3個用いることで従来のアンプサイズで120Wx3+100Wx2の大出力を実現しています。
また、従来のクラスH方式のアンプの欠点であった歪発生の問題を解消し、高効率と低歪率を実現しています。
ドルビープロロジックを搭載しています。
SU-TX50では5ch構成を採用することで、"L/R/センターとも同じスピーカーを使い同じパワーでドライブする"というドルビー・プロロジックが理想とするサラウンド条件をクリアしています。
また、3つのサラウンドモードを内蔵しており、ノーマル、ワイド、ファントムを選択しています。
ルーカスフィルム社が開発したTHXサウンドシステムを家庭で実現するホームTHXオーディオシステム用デコーダーを搭載しています。
ホールやライブハウスなどの7種類の音場が選択できるSFC(サウンド・フィールド・コントロール)を搭載しており、ドルビーエンコードされていないCDやカセットテープなどのステレオソースを、DSP信号処理によってサラウンド再生できます。
また、3モードSSI(サウンド・ステージ・イメージング)機能を搭載しており、通常のステレオソースの再生時により自然な拡がりのある音場を作り出せます。
デジタルディレイ回路を搭載しています。
ディレイタイムは5mm/secステップで、15~30mm/sec範囲で可変できます。
ドルビーデジタル(AC-3)をデコードするデジタル・サラウンド・プロセッサーや、5.1チャンネルのデコード出力をもつDVDプレイヤーなどのマルチチャンネル出力に対応するため、ディスクリート6チャンネル入力端子を搭載しています。
ハイビジョン放送のディスクリート4chの音声に対応するため、ハイビジョンTV4ch用の入力端子を搭載しています。
また、再生モード切換えを自動的に行う4chステレオ検出入力端子も搭載しています。
照明のON/OFFが可能なパワーメーターを搭載しています。
パナソニック/テクニクスのAV機器を集中操作できるシステムリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | ホームTHXコントロールアンプ |
<パワーアンプ部> | |
定格出力 (ドルビー・プロロジック、 ホームTHXシネマ時) |
フロント:120W+120W(6Ω、1kHz、0.8%) センター:120W(6Ω、1kHz、0.8%) サラウンド:100W+100W(6Ω、1kHz、0.8%) |
定格出力(ステレオ時) | 125W+125W(20Hz~20kHz、6Ω、0.05%) |
定格歪率 | 0.05%(20Hz~20kHz、定格出力、6Ω) |
全高調波歪率 | 0.03%(1kHz、定格出力-3dB、6Ω、10次高調波までの総和) |
ダンピングファクター | 25(6Ω) |
負荷インピーダンス | A or B:4Ω~16Ω A+B:8Ω~16Ω |
<プリアンプ部> | |
周波数特性 | Tuner、CD、Tape、VCR1/2/3、VDP、VDP6ch、TV、TV4ch:20Hz~20kHz ±1.0dB |
入力感度/インピーダンス | Tuner、CD、Tape、VCR1/2/3、VDP、VDP6ch、TV、TV4ch:300mV/34kΩ |
S/N比 | Tuner、CD、Tape、VCR1/2/3、VDP、VDP6ch、TV、TV4ch:70dB(EIAJ) |
トーンコントロール特性 | Bass:±10dB(50Hz) Treble:±10dB(20kHz) |
定格出力電圧/インピーダンス | Tape、VCR1(録音出力):300mV/2kΩ デコーダー出力:1V/470Ω |
<映像部> | |
出力電圧(1V入力時) | 1±0.1Vp-p |
最大入力電圧 | 1.5Vp-p |
入出力インピーダンス | 75Ω(アンバランス) |
<総合> | |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 480W |
外形寸法 | 幅430x高さ170x奥行375mm |
重量 | 12.0kg |
付属 | システムリモコン |