TEAC LS-80
¥34,500(1台、1969年頃)
解説
三重菱格子を採用したスピーカーシステム。
低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
低歪率再生を目標に、ダイアフラム、エッジ、ダンパなどの材質や形状を追求し、foの低いロングトラベル・ウーファーとなっており、歪のない低音再生を図っています。
また、中域には12cmのコーン型ユニットを採用しています。
高域にはマイラーダイアフラムを採用したホーン型トゥイーターを採用しています。
中域、高域用にレベルコントロールを搭載しています。
エンクロージャーはユニット間の相互干渉を考慮したレイアウトとし、さらに前面に三重菱格子を採用しています。
この格子はトゥイーターの音場を乱さないために格子の窓が大きく開けられており、その中心にトゥイーターを配置することで格子による高音域の回折などを抑えています。
また、格子を構成しているユニットの太さを変える事で、格子自体の共振をダンプしており、格子の共振でスピーカーの音質に悪影響を与えるのを防いでいます。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
ユニット | 低域用:30cmコーン型 中域用:12cmコーン型 高域用:ホーン型 |
再生周波数帯域 | 30Hz~20000Hz |
クロスオーバー周波数 | 600Hz、5000Hz、12dB/oct、レベル調整付 |
インピーダンス | 8Ω |
最大入力 | 60W |
出力音圧レベル | 102dB/oct |
外形寸法 | 幅405x高さ670x奥行300mm |
重量 | 19kg |