SONY TC-AV1
¥54,800(1987年発売)
解説
豊富な機能を搭載したミニコンポサイズのダブルリバース・カセットデッキ。
再生専用のAデッキと録音/再生兼用のBデッキを搭載したツインデッキ構成となっています。さらに、両デッキともオートリバース・メカニズムを採用しています。
テープ走行量を分秒単位でカウントするリニア電子カウンターを搭載しています。
このカウンターは切替えによりA/Bどちらのデッキにも使用できます。
12セグメントx2chのピークレベルメーターを搭載しています。
A/Bどちらのデッキともテープのタイプを自動判別するオートテープセレクターを搭載しています。
オートリバースで1本のテープを何回も繰り返し再生できます。
一方のデッキが終了するともう一方のデッキへバトンタッチするリレー再生が可能です。
今聴いている曲や次の曲の頭が簡単に呼び出せるAMS機能を搭載しています。
約10秒以上無音部が続くと自動的に早送りされ次の曲を探すブランクスキップ再生が可能です。
早巻き後、自動的に再生を始めるオートプレイ機能を搭載しています。
デッキAの片面12曲目までの中から最大16回までランダムに曲順をプログラムして演奏するRMS演奏が可能です。
カウンター0.00で自動的にストップするメモリーストップや、0.00で再生をはじめるメモリープレイが可能です。
片面の録音が終了すると自動的に反対面の録音に移る両面録音が可能です。
ヒスノイズの少ない録音ができるドルビーNR・Bタイプを搭載しています。
録音中に押すと約4秒の無音部を作って録音ポーズ状態になるオートスペース付きRec
Mute機能を搭載しています。
ソニーのCDプレイヤーやレコードプレイヤーがスタートすると録音開始し、ストップすると録音ポーズになるシンクロプレイが可能です。
別売りのタイマーを使用することで留守録音や目覚まし再生が可能です。
AデッキからBデッキへのダビングはノーマルスピードに加え、ハイスピード・ダビングも可能です。
片面が終了すると自動的にリバースし、両面にわたる連続ダビングも可能です。
ノーマルスピードでのダビング時に、Aデッキは1曲終了するごとにストップしBデッキは録音ポーズ状態で待機するオートポーズ機能を搭載しています。これにより、好きな曲を選びながら編集ができます。
RMSプログラミングしてのダビングも可能です。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
ヘッド | 再生:1(Aデッキ) 消去:1(Bデッキ) 録再:1(Bデッキ) |
モーター | DCサーボモーター:2 DCモーター:2 |
SN比(EIAJ) | 56dB(Dolby off、ピークレベル、Metal-Sカセット) 66dB(Dolby NR B、ピークレベル、Metal-Sカセット) |
周波数特性 | 30Hz~16kHz ±3dB(EIAJ、Metal-Sカセット) |
周波数範囲 | 20Hz~17kHz(EIAJ、Metal-Sカセット) |
ワウ・フラッター (EIAJ) |
±0.07%Wpeak 0.05%WRMS |
歪率 | 0.5%(EIAJ、Metal-Sカセット) |
消費電力 | 18W |
外形寸法 | 幅355x高さ130x奥行345mm |
重量 | 4.9kg |