SONY TC-255
¥39,800(1969年頃)
解説
手持ちのステレオ機器と接続するため、テープレコーダーに装備していたスピーカーとパワーアンプを省略したテープデッキ。
ヘッドには2ミクロンヘッドを採用しています。
モーターには防振型を採用しており、メカニズム自体からの振動や騒音を低減しています。
プリアンプ部には4つの高利得トランジスタ2SC631をはじめとする計13個のシリコントランジスタを採用しており、低ノイズ化を図っています。また、録音バイアス周波数も160kHzとすることでノイズの減少を図っています。
エスカレート・ドライブ機構を採用しており、操作レバーがストップ位置にあるときはピンチローラーが下がり、テープがひっかからずに簡単に装着できます。
テープとヘッドの接触面でおこる微振動を吸収するため、振動防止ローラーを採用しています。
自動停止スイッチを搭載しており、テープが終わると自動的に機構部の電源が切れます。
4桁のテープカウンターを搭載しています。
録音・再生中のテープを一時停止できます。また、操作レバーをストップ位置にすると一時停止も解除されます。
ヘッドホン端子を搭載しています。
録音レバーが各チャンネル独立しているため、モノラル録音やサウンド・オン・サウンド録音が可能です。
DIN端子を搭載しています。
水平でも垂直でも使用が可能です。また、木製キャビネットを取り外して他のコンソール等に組み込むことができます。
機種の定格
型式 | テープデッキ | ||||
トラック形式 | 4トラック・2チャンネル | ||||
テープ速度 | 19cm/s、9.5cm/s、4.75cm/s | ||||
使用リール | 最大7号 | ||||
録音補償特性 | NAB規格 | ||||
録音バイアス | 交流160kHz | ||||
入力 | Mic:600Ω、最大感度-72dBs(0.19mV) Line:約100kΩ、最大感度-22dBs(0.06V) 録再コネクター:DIN規格 |
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出力 | Line:100kΩ、0dBs(0.775V) Headphone:8Ω、-28.5dBs(0.029V)0.1mW 録再コネクター:DIN規格 |
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ワウ・フラッター | 19cm/s:0.15%以下 9.5cm/s:0.25%以下 |
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周波数特性 | 19cm/s:30Hz~20kHz 50Hz~17kHz ±3dB 9.5cm/s:30Hz~13kHz |
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歪率 | 基準レベルで1.8%以下 | ||||
S/N | 52dB以上(ピークレベル) | ||||
クロストーク | トラック間:50dB以上 | ||||
早送り巻戻し時間 | 2分30秒以内(標準テープ(スタンダード7型)) | ||||
使用半導体 |
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電源 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||
消費電力 | 27W | ||||
外形寸法 | 幅390x高さ183x奥行350mm | ||||
重量 | 約8.5kg(本体のみ) | ||||
付属 | リール:R-7Ax1 接続コード:平行シールド線(RK-56)x2 ヘッドクリーニングリボンx1 ダストカバーx1 リールキャップx2 |