SONY TA-VE700
¥49,000(1997年発売)
解説
ドルビープロロジックや3-1方式ステレオに対応し、リアステレオ機能も搭載したAVアンプ。
12種類のサラウンドモードを搭載しており、気分に合わせて自由なチョイスが可能です。
リアステレオ機能を搭載しています。
従来のサラウンドシステムではリアにも2個のスピーカーを配置していましたが、出てくる音は同じ(モノラル)でした。TA-VE700ではより積極的に広がり感を演出するため、フェーズシフトという技術を用いてリアの音を擬似ステレオ化しています。これにより従来よりスケール感や立体感のある音場の再現を可能にしています。
フロントL/R、センター全てに150Wのパワーアンプを搭載しています。
ハイビジョン規格の3-1方式ステレオに対応しており、ハイビジョンテレビのHD音声出力と接続してハイビジョン本来のサウンドを楽しめます。
カーソルキー操作を採用しており、操作性向上を図っています。
デジタル処理で音を好みに合わせて仕上げていくDPC(デジタル・プロセッシング・コントロール)もカーソルキー操作で行えます。カーソルキーは付属のリモコンにも装備しており、実際のリスニングポジションでのチューニングが可能です。
パワートランジスタの放熱を受け持つヒートシンクには、放熱効果が高く、かつ有害な振動を抑え、音の濁りを招きにくい高剛性アルミ製ヒートシンクを採用しています。
前面にも入力端子を設けており、ポータブル機器などの接続に利用できます。
学習機能付きリモコンが付属しています。
このリモコンはアンプ本体の操作だけでなく、ソニー製AV機器の主要な操作も可能な多機能設計となっています。また、他メーカー製の機器も赤外線リモコンタイプならリモコン信号を読み取って操作できます。
機種の定格
型式 | AVアンプ |
<アンプ部> | |
実用最大出力(EIAJ、6Ω) | フロント:150W+150W センター:150W リア:50W+50W |
定格出力(20Hz~20kHz) | フロント:90W+90W(6Ω負荷) |
全高調波歪率 | 0.03%以下(フロント、6Ω負荷、80W出力時) |
周波数特性 | Line系:10Hz~20kHz ±1dB(フロントサラウンドOFF時) |
SN比(Aネットワーク) | Line系:82dB(ソースダイレクト時) |
<サラウンド部> | |
モード | 下記サラウンドモード一覧表参照 |
ディレイタイム | 15ms~30ms、5msステップ(ドルビー時) |
エフェクトレベル | 5段階 |
インプットバランス | オート |
<トーンコントロール部> | |
フロント | Bass:±10dB(100Hz) Treble:±10dB(10kHz) |
<入出力端子> | |
オーディオ入力 | Phono:1系統 Line系:7系統 HD:1系統 |
オーディオ出力 | Rec out:3系統 Headphones:1系統 |
ビデオ入力 | コンポジット:4系統 Sビデオ:2系統 |
ビデオ出力 | コンポジット:3系統(うちMonitor 1系統) Sビデオ:2系統(うちMonitor 1系統) |
<総合> | |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 230W |
外形寸法 | 幅430x高さ148x奥行365mm |
重量 | 10kg |
付属 | 学習機能付きリモコン RM-P362 |
プログラム | 内容 | リアステレオ |
Dolby Sur (Normal) | ドルビーサラウンド方式ソフトの再生。 ノーマル、ワイド、ファントム、3chロジックの選択が可能。 |
− |
Dolby Sur (Enhanced) | ドルビーサラウンド方式の再生。 通常のドルビーサラウンドに加えてリアの音の広がりが楽しめます。 |
○ |
Small Theater | ドルビーサラウンド方式ソフトの再生。 小ホールの響きを持ち、ホームシアターならではの映像との一体感を再現。 |
○ |
Large Theater | ドルビーサラウンド方式ソフトの再生。 大ホールの響を持ち、映画館ならではの臨場感を再現。 |
○ |
Mono | モノラル録音ソースのためのモード、クラシックな映画などに好適。 | ○ |
Small Hall | やわらかい響きを持つ小ホールの音場を再現。室内楽などの小~中規模編成の音楽に好適。 | ○ |
Large Hall | 明るい響を持つ大ホールの響を再現。オーケストラなどの大規模編成の音楽に好適。 | ○ |
Accoustic | サラウンド効果をオフ。ピュアオーディオ再生用。 | ○ |
Karaoke | カラオケのエコー感をリアルに再現。カラオケソフトに好適。 | ○ |
Arena | 広いステージ感のある響が特長。大規模なコンサートの臨場感を再現。 | ○ |
Stadium | 長い初期反射音で野外スタジアムの響を再現。ライブ録音ソースに好適。 | ○ |
Game | アミューズメントパークを思わせる響を再現。ポップなコンピューター音楽に好適。 | ○ |