SONY TA-F555ESII
¥128,000(1984年発売)
解説
シンプル&ストレート思想を徹底し、オーディオ・カレント・トランスファ、スーパーレガートリニアといった回路技術をベースに細部に至るまでブラッシュアップしたプリメインアンプ。
プリアンプ部とパワーアンプ部、左右チャンネル間の合計4つのアンプを電気的に独立させたオーディオ・カレント・トランスファ方式を採用しています。
これにより、各部分ごとに独立した特性が追及できるだけでなく、スイッチやコネクターの接触抵抗、線材の持つ固有インピーダンスなどを無視できます。
また、オーディオカレントトランスファ方式でしよう可能になったリニアゲインコントロール方式アッテネーターをボリュームに採用し、一般的なリスニングレベルでの諸特性が向上しています。
パワーアンプ部には電源干渉を排除するESフィルター、スイッチング歪、クロスオーバー歪を減少させるソニー独自のスーパーレガートリニア方式を採用しています。
音声5系統に加え映像2系統の入力を搭載しています。
また、Video2→Video1への映像ダビングもワンタッチで行えます。
MCカートリッジに対応したフォノ・イコライザアンプに、ローノイズHi-gmFETを採用しています。
また、これ以外にもLC-OFCを使用した内部配線材の採用や、磁気歪、振動歪を追放する銅メッキシャーシ、大容量コンデンサ、大型ヒートシンク、サイドウッドの装備など、多数のパーツを投入しています。
電源を入れた後、アンプが安定した動作に移るまでのミューティング状態を点滅で知らせるスタンバイインジケーターを装備しています。
MCカートリッジ(40Ω/3Ω)も接続できるカートリッジロードセレクターを搭載しています。
トーンコントロール回路をパスするダイレクトスイッチを搭載。
スピーカー保護回路を搭載。
機種の定格
型式 | ステレオプリメインアンプ |
定格出力 | 180W+180W(20Hz~20kHz、0.008%、4Ω) |
高調波歪率 | 0.002%(8Ω、10W) |
S/N比 | Phono MM:83dB Phono MC:73dB |
ダイナミックレンジ | 120dB |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 275W |
外形寸法 | 幅470x高さ135x奥行425mm |
重量 | 17.5kg |