SONY TA-1055A
¥34,800(1973年発売)
解説
ESシリーズの設計思想を継承し、色づけを無くし、プログラムソースを忠実に引き出す事を目標としたプリメインアンプ。
パワーアンプ部には、ダイレクト・カップリング方式による差動増幅2電源・準コンプリメンタリー回路を採用しています。
また、プリアンプ部では、イコライザーアンプに、オーディオ用に特別に開発された高耐圧ローノイズICを採用し、リニアリティ、歪率特性を改善しています。
マイクミキシング専用のPNP-NPN2段直結アンプを内蔵しており、これにより、マイクレベル・コントロールによって、つねに適正なレベルをセットできます。
また、マイク一本の場合は左側に差し込むと、モノラルでもマイクの音だけ両chから流す事ができます。
トーンコントロールにはスライド式を採用しており、センタークリックが付いているので容易にフラットポジションが得られます。
機種の定格
型式 | オールシリコントランジスタ・ステレオプリメインアンプ | ||||||
回路方式 |
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出力(高調波歪率 0.1%) |
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出力帯域特性 | 10Hz~40kHz(8Ω、IHF) | ||||||
高調波歪率 | 0.5%以下(定格出力時) 0.2%以下(1W出力時) |
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混変調歪率 (60Hz:7kHz=4:1) |
0.5%以下(定格出力時) 0.2%以下(1W出力時) |
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ダンピングファクター | 22(1kHz、8Ω) | ||||||
残留雑音 | 0.25μW以下 | ||||||
入力感度/インピーダンス | Phono:2.5mV/10kΩ MIC:1.8mV/47kΩ Tuner、AUX、Tape1、2、Rec/PB(入力部):250mV/50kΩ |
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最大許容入力 | Phono:70mV | ||||||
出力レベル/インピーダンス | Rec Out1、2:250mV/13kΩ Rec/PB(出力部):30mV/82kΩ スピーカー端子:4Ω~16Ωに適合 |
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S/N比 | Phono:70dB(入力2.5mV、Bネットワーク) MIC:65dB(入力1.8mV、Bネットワーク) Tuner、Tape1、2、Rec/PB(入力部):90dB(入力250mV、Aネットワーク) |
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周波数特性 | Phono:RIAAカーブ±1dB MIC:30Hz~20kHz、+0 -3dB Tuner、AUX、Tape1、2、Rec/PB(Input):20Hz~60kHz、±3dB |
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トーンコントロール | Bass:100Hz±10dB Treble:10kHz±10dB |
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ラウドネスコントロール | 50Hz +10dB、10kHz +3.0dB | ||||||
フィルター | High Filter:5kHz以上、6dB/oct(Volume -30dB) | ||||||
<総合> | |||||||
使用半導体 | トランジスタ:24 ダイオード:9 IC:1 |
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電源 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||||
消費電力 | 65W | ||||||
外形寸法 | 幅416x高さ119x奥行285mm | ||||||
重量 | 6.1kg |