QUAD 44
1979年発売
¥210,000(1986年頃)
解説
モジュール構成を採用したコントロールアンプ。
QUAD44は全ての入出力端子がモジュール化されており、必要に応じて差し替える事が可能です。
ティルトコントロールとベースコントロールを搭載しており、リスニングルームとスピーカーによる特性変化に対応しています。
ティルトコントロールは全体的なレベルを変えずに緩やかな変化を全周波数帯を通して加えます。
ベースコントロールはLIFTポジションとSTEPポジションで構成されており、LIFTポジションは小型スピーカーなどで低域の特性をスムーズにあげる時に使用し、STEPポジションは壁やコーナーにスピーカーを設置した際のハウリングのカットに使用します。
フォノ入力はあらゆるMM/MCカートリッジに対応できるよう5種類のモジュールがありました。
また、カートリッジとのマッチングには、モジュールの差し替えで対応しています。
別売りでスリーブと名付けられたウッドケースがありました。
機種の定格
型式 | コントロールアンプ |
入力感度(1kHz)/最大入力(1kHz) /負荷インピーダンス |
Disc:1mV/35mV/47kΩ、47kΩ180pF 3mV/100mV/47kΩ、47kΩ180pF 10mV/300mV/47kΩ、47kΩ180pF Radio、Aux:100mV/5V/1MΩ 500mV/25V/500kΩ Tape:100mV/5V/39kΩ 300mV/15V/121kΩ 0dBm(775mV)/40V/94kΩ 3V/100V/85kΩ 10V/100V/82kΩ |
SN比(A補正入力負荷時) | Disc:63dB(入力感度1mV時) 72dB(入力感度3mV時) 82dB(入力感度10mV時) Radio:86dB Aux:82dB Tape:86dB |
出力レベル/ソースインピーダンス | Tape録音:3mV/32Ωまたは33kΩ 10mV/100Ωまたは33kΩ 100mV/1kΩまたは33kΩ 0dBm(775mV)/1kΩまたは33kΩ パワーアンプ:0.5V/1kΩ 1.6V/3.2kΩ 5V/75Ω |
歪率 | すべての入力で最悪のとき0.05% |
残留ノイズ | -104dB(Aカーブ・ボリューム最小) |
周波数特性 | Disc以外:30Hz~20kHz(+0、-1) Disc:30Hz~20kHz ±0.5dB |
クロストーク(30Hz~10kHz時) | 録音再生:70dB チャンネル間:50dB |
チャンネルバランス | ±0.5dB(ボリューム最大)~72dB |
電源入力 | 100~130V、200~250V、50-60Hz |
外形寸法 | 幅321x高さ103x奥行207mm |
重量 | 4kg |
別売 | MCモジュール(3タイプ、各¥18,000) 別ページ参照 |
別売:ウッドケース 44用スリーブ(¥21,000) | |
外形寸法 | 幅342x高さ123x奥行198mm |
板厚 | 10mm |