QUAD 34
※1982年11月発売
¥195,000(1986年頃)
解説
44と同じ基本構成で、入力端子の数を変更したコントロールアンプ。
ティルトコントロールとベースコントロールを搭載しており、リスニングルームとスピーカーによる特性変化に対応しています。
ティルトコントロールは全体的なレベルを変えずに緩やかな変化を全周波数帯を通して加えます。
ベースコントロールはLIFTポジションとSTEPポジションで構成されており、LIFTポジションは小型スピーカーなどで低域の特性をスムーズにあげる時に使用し、STEPポジションは壁やコーナーにスピーカーを設置した際のハウリングのカットに使用します。
QUAD34は、フォノ入力、チューナー入力、テープ入出力、予備入力を備えています。
フォノ入力はモジュール差換えによりMMとMCが使えます。
また、カートリッジとのマッチングにはモジュールの差し替えで対応しています。
別売りでスリーブと名付けられたウッドケースがありました。
機種の定格
型式 | コントロールアンプ |
入力感度/最大入力/負荷インピーダンス (1kHz) |
Disc:3mV/150mV/47kΩ,220pF 0.1mV/5mV/100Ω,22nF Radio:100mV/5V/100kΩ Aux:500mV/25V/49kΩ Tape play:300mV/15V/57kΩ |
SN比(A補正入力負荷時) | Disc:75dB(47kΩ) 68dB(100Ω) Radio:88dB Aux、Tape play:87dB |
出力レベル/ソースインピーダンス | Tape録音:100mV/2.2kΩ パワーアンプ:0.5V/830Ω |
歪率 | すべての入力で最悪のとき0.05% |
残留ノイズ | -105dB(Aカーブ・ボリューム最小) |
周波数特性 | ディスク以外:±0.3dB ディスク:±0.5dB |
電源入力 | 100~130V、200~250V、50-60Hz |
外形寸法 | 幅321x高さ103x奥行207mm |
重量 | 3.2kg |
別売 | MCモジュール(3タイプ、各¥13,000) 別ページ参照 |
別売:ウッドケース 34/FM4共通スリーブ(¥19,500) | |
外形寸法 | 幅342x高さ84x奥行198mm |
板厚 | 10mm |