オーディオの足跡

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TX-6300の画像
 解説 

コストを抑えながら、高感度、高選択度、安定度を目指したAM/FMステレオチューナー。

フロントエンド部には雑音指数の低いFETと周波数直線型の3連バリコンを組合わせた高周波1段増幅付きの回路を採用しており、感度や妨害排除能力を高めています。

IF部には、合計200素子分以上の要素を1個にまとめたパイオニア独自のICを使用し、選択素子には位相特性の優れたフェイズリニアセラミックフィルターが採用されています。
また、この回路では5段のリミッターにより十分に波形の整形が行われており、AM成分の雑音なども取り除いています。

MPX部にはPLL回路の専用ICが採用されています。
PLLは、MPX内で作り出される復調信号とパイロット信号が、常に同位相となるように二つの信号の位相差を検出し、それによって復調信号を正しくコントロールする働きを持ってます。これにより、MPX部のセパレーション特性の安定度を高めています。

離調時のノイズや局間の雑音をカットするミューティング回路を内蔵しています。

AMチューナー部には専用ICが採用されています。
このICは、入力の強弱があっても常に一定の働きをさせるAGC特性が優れているため、強電界地域でも安定した音質を確保しています。

セレクタースイッチとミューティング回路が組み合わされたレバースイッチを搭載しています。
FM-monoではミューティングoff、FM-autoではミューティングonと組合され、AMは単独で選ばれます。

センターチューニングメーターを搭載しています。
このメーターはAM受信時には入力の強弱を表すシグナルメーターとして動作します。

TX-6300、SA-6300、TX-6700、SA-6700に共通して使用できるウォールナット仕上げのウッドケースが別売りでありました。

機種の定格
型式 AM/FMステレオチューナー
<FMチューナー部>
回路方式 FET RF1段、3連バリコン、5段リミッター、Quadrature検波、PLL MPX
実用感度 mono:4.5μV(S/N50dB)/1.9μV(IHF)
stereo:50μV(S/N50dB)
S/N mono:70dB
stereo:68dB
高調波歪率
mono: 0.2%(100Hz)
0.2%(1kHz)
0.2%(10kHz)
stereo: 0.4%(100Hz)
0.4%(1kHz)
0.6%(10kHz)
キャプチャーレシオ 1.0dB
実効選択度 60dB
セパレーション 35dB以上(1kHz)
30dB以上(50Hz~10kHz)
周波数特性 50Hz~10kHz +0.2 -0.5dB
20Hz~15kHz +0.2 -2.0dB
イメージ妨害比 60dB以上
IF妨害比 90dB以上
スプリアス妨害比 75dB以上
AM抑圧比 50dB
キャリアリーク抑圧比 40dB
ミューティング動作レベル 2.2μV
アンテナ 300Ω平衡型、75Ω不平衡型
<AMチューナー部>
回路方式 非同調RF1段2連バリコン
実用感度 300μV/m(バーアンテナ)
15μV(IHF)
選択度 35dB
S/N 50dB
イメージ妨害比 40dB以上
IF妨害比 50dB以上
<総合>
出力レベル/インピーダンス 750mV/5kΩ
使用半導体 トランジスタ:5個
FET:1個
IC:3個
ダイオード他:6個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 12W(定格)
外形寸法 幅350x高さ125x奥行303mm
重量 4.4kg
別売:ウッドケース JA-C60(¥4,500)
外形寸法 幅404x高さ167x奥行276mm
重量 2.2kg