Pioneer MU-61
¥28,500(1972年頃)
¥32,500(1973年頃)
解説
DCサーボホールモーターを採用したベルトドライブフォノモーター。
モーターにはパイオニアが製法を開発したホール素子を応用したブラシレスモーターを採用しています。
コノモーターの駆動磁界はホール素子のスイッチングにより働くトランジスタ回路からの電流により作られています。ホール素子への磁力変化はあらかじめ磁化されたマグネットローターにより順次規則的に行われ、正確な回転を得ています。
また、ターンテーブルの10倍の速さで回転する低速モーターなため、振動が少なく、S/N、耐久性が向上しています。
DCサーボ機構を搭載しており、回転偏差が生じても、駆動電圧をコントロールさせて正確な回転を保ちます。
このサーボ機構は周囲温度の変化やローターマグネットの磁力による影響を受けないコンデンサー型回転数検出器と電子制御回路で構成されており、コンデンサー方検出器は回転数の偏差をそのまま発振周波数の変化に変え、その変化に応じて、電子制御回路が駆動電圧をコントロールしています。
回転数切換には純電子式を採用しており、従来のようにベルトの掛換える必要がないためベルトやその切換機構に起因するトラブルがありません。
また、33・1/3・45rpmのそれぞれに独立した微調整ツマミを搭載しており、±2%の範囲内で回転数の調整を可能にしています。
機種の定格
型式 | フォノモーター |
モーター | ブラシレスDCサーボホールモーター |
駆動方式 | ベルトドライブ |
ターンテーブル | 31cm径アルミ合金ダイキャスト(1.4kg) |
回転数 | 33・1/3、45rpm、微調整可能 |
回転数調整範囲 | ±2%以内、各回転数独立調整 |
回転数切換 | 電子式 |
回転ムラ | 0.05%以下(WRMS) |
S/N | 55dB以上 |
付属機構 | 回転数微調整つまみ ストロボ 水準器 |
使用半導体 | トランジスタ:22個 ダイオード:15個 IC:1個 ホール素子:2個 |
外形寸法 | 幅317x高さ133x奥行353mm |
重量 | 6kg |