オーディオの足跡

ハイレゾ音源配信 e-onkyo music

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 解説 

使いやすさを重視した、シンプルな2ウェイ設計のエレクトロニック・クロスオーバーネットワーク。

バッファアンプのハイパスフィルター部は高域特性に優れた正負2電源(±31V)純コンプリメンタリーA級SEPP回路を採用しています。
歪成分の大半を占める偶数次高調波歪をコンプリメンタリー回路により打ち消し、低歪で動作しています。
また、入力インピーダンスを高く、出力インピーダンスを低くすることにより、フィルターのCR素子に影響を与えない設計となっています。
ローパスフィルター部は3段構成とし、初段にはハイパス部と同じ正負2電源(±31V)純コンプリメンタリーA級SEPP回路を採用しています。また、次段は同じく正負2電源の初段差動シングルエミッター出力回路、終段は正負2電源初段差動による純コンプリメンタリーA級SEPPの構成となっています。
フィルター回路のコンデンサーには、誤差2%のスチロールコンデンサーなど、損失や漏れ電流が少ない素子を使用し、周波数特性や音の立ち上がり、クロスオーバー周波数の精度を高めています。

カットオフ周波数は、倍率×1のポジションで11ヵ所、倍率×10のポジションで11ヵ所、重複する周波数を考慮しても、1/3オクターブ刻みで21種が選べます。
遮断スロープは12dB/octで、減衰量が-80dB(電圧で1万分の1)以下までリニアなスロープ特性を有するフィルターを採用しています。
カットオフ周波数切換えは、ローパス/ハイパス独立なので、ウーファーとトゥイーターのクロスオーバーを重ねることも可能です。

正確なレベル設定のために、レベルコントロールは32ポジション、1dBステップのアッテネーター型を使用しています。
メモリーマーカーがついているため、一度設定したレベルを動かしても、正確に元のレベルが再現できます。
また、ネットワークスイッチをOFFにすると、ローパスVariable端子にプリアンプからの信号がそのまま出力できます。

別売りのEIA規格ラック、JA-R2S、JA-R1Sに搭載可能なラックマウントアダプターが付属しています(2U)。
また、アダプター部を取り外せば、20番シリーズと横幅が同じサイズになります。

パイオニアのセパレートアンプ70番シリーズとマッチしたデザインを採用しています。

機種の定格
型式 エレクトロニック・クロスオーバーネットワーク
回路方式
ハイパスフィルター; 正負2電源A級SEPP
ローパスフィルター: 初段:正負2電源A級SEPP
2段:正負2電源初段差動シングルエミッター出力
3段:正負2電源初段差動A級SEPP
カットオフ周波数 ローパス、ハイパス
×1ポジション:100、125、160、200、250、320、400、500、630、800、1kHz
×10ポジション:1k、1.25k、1.6k、2k、2.5k、3.2k、4k、5k、6.3k、8k、10kHz
スロープ特性 12db/oct
レベルコントロール 0〜-30dB(1dBステップ)、-∞
挿入損失 0〜-2dB
入力インピーダンス 40kΩ
出力インピーダンス 3kΩ(MAX)
出力(RL:50kΩ) 1V、8V(MAX)
高調波歪率(20Hz〜20kHz) 0.003%(1V出力)
0.01%(8V出力)
周波数特性(Low End/High End) 5Hz/500kHz +0 -1dB
SN比(出力1V時) 100dB(IHF、Aネットワーク、ショートサーキット)
使用半導体 トランジスタ:46個
ダイオード、他:36個
電源電圧 100V、50Hz/60Hz
消費電力(電気用品取締法) 11W
外形寸法 幅480×高さ94×奥行347mm(ラックマウントアダプター含む)
重量 5.9kg
EIA規格ラック取付ユニット 2U