Pioneer A-505
¥49,800(1987年頃)
解説
手軽さとデジタルサウンドに相応しいクオリティの両立を図ったステレオプリメインアンプ。
電源部には230VAの大型電源トランスと、12,000μFx2の電解コンデンサーを採用しています。
デジタルサウンドのクオリティを引き出すため、CDの出力を直接パワーアンプにつなげられるCDダイレクトスイッチを装備しています。
さらに、OFFポジション付RECセレクターの採用により、劣化要因を強制排除できます。
ノンスイッチングサーキットTypeIIを採用しており、スイッチング歪ゼロの領域をより拡大し、いっそうの広帯域化を図ると同時に、アイドル電流のドリフトから起こるサーマル歪や出力段の非直線歪を大きく改善し、音質劣化を防ぎ、歪のないサウンドを追求しています。
徹底した非磁性体化や防振設計を図っており、導電率を高め非直線性歪を低減する極太・極性表示付電源コードを採用しています。
また、電極にはニッケルリンを使用し電源プラグの先まで非磁性体化しており、さらに、万力タイプのスピーカー端子、高剛性で振動減衰率の高い大型ポリカーボネートインシュレーター、金メッキ入力端子、信号系と電源系全てのコードには無酸素銅線、振動吸収に効果的な銅メッキビス、非磁性キャップオーディオヒューズなどのパーツを採用しています。
機種の定格
型式 | ステレオプリメインアンプ |
定格出力 (両ch駆動、20Hz~20kHz) |
100W+100W(6Ω、0.015%) 85W+85W(8Ω、0.01%) |
出力端子 | Speaker(6Ω~16Ω):A、B、A+B |
ダンピングファクター | 65(8Ω、1kHz) |
入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/50kΩ Phono MC:0.2mV/100Ω CD、Tuner、AUX、Tape Play:150mV/33kΩ |
最大許容入力(1kHz、0.008%) | Phono MM:150mV Phono MC:12mV |
周波数特性 | Phono MM:20Hz~20kHz ±0.3dB Phono MC:20Hz~20kHz ±0.5dB CD、Tuner、AUX、Tape Play:5Hz~100kHz +0 -3dB |
S/N比(IHF、Aネットワーク、 ショートサーキット) |
Phono MM:87dB Phono MC:69dB ライン系:100dB CDダイレクト:105dB |
トーンコントロール | Bass:100Hz、±8dB Treble:10kHz、±8dB |
サブソニックフィルター | 15Hz、6dB/oct |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力(電気用品取締法) | 180W |
外形寸法 | 幅420x高さ122x奥行346mm |
重量 | 8.7kg |