OTARI MX-5050series
価格不明(1975年頃)
解説
2トラック、38cm機種をプロフェッショナルクラスまで発展させたテープデッキ。
MX-5050には2トラック・ステレオ、4トラック・ステレオ、4トラック・4チャンネル、フルトラック・モノなどの8種類のバリエーションがありました。いずれの場合も機構部は同一マウントを採用しており、アンプ部は同一のものを使うか、2段重ねて使用します。
10型金属リールに対しても余力を持たせたリールモーターを採用しています。
耐久性のあるブレーキを採用しています。
オーソドックスなシングルキャプスタンドライブ方式を採用しています。
エディット操作が可能です。
コントロールは全てロジック動作でフェザータッチ式となっています。
本格的な回転スイッチを採用しており、FWDやRWDからPLAY(REC)MODEへ直接操作が可能です。
パーマロイヘッドを採用しています。
録音ヘッドで再生できるシンクロリップスイッチにより、時間遅れなく同時録音が可能です(マルチ録音)
SRL(基準レベル)スイッチによって出力レベルがOUTPUTボリュームの位置に関係なく固定できます。
入出力コネクターにはキャノン端子を採用しています。
アンプの前面から録音バイアス、録音イコライザー、SRLレベルの可変が可能です。
バイアス調整、CUEトーン録音用に1kHz基準信号の発振器を内蔵しています。
機種の定格
シリーズ型式 | 録音方式 | テープスピード | ヘッド構成 | |||
消 | 再 | 録 | 再 | |||
MX-5050-2SH | 2トラ・ステレオ | 38・19cm/s | 2 | 4 | 2 | 2 |
-2SL | 19・9.5cm/s | |||||
MX-5050-4SH | 4トラ・ステレオ | 38・19cm/s | 4 | 2 | 4 | 4 |
-4SL | 19・9.5cm/s | |||||
MX-5050-QXH | 4トラ・4チャンネル | 38・19cm/s | 2 | 2 | 4 | 4 |
-QXL | 19・9.5cm/s | |||||
MX-5050 -FH | フルトラ・モノ | 38・19cm/s | F・F・F | |||
-FL | 19・9.5cm/s |
型式 | テープデッキ |
テープ幅 | 1/4インチ |
テープスピード | 38・19cm/s、19・9.5cm/s |
リール | 最大10型 |
ヘッド | 4ヘッド方式(組合せによる) |
モーター | 3モーター方式 |
入力信号 | Line:-10dBm/50kΩアンバランス (オプションにより600Ωバランス) Mic:-70dBm/600Ωアンバランス |
出力信号 | Line:+4dBm/10kΩアンバランス (オプションにより600Ωバランス) モニター出力:-24dBm/8Ω |
周波数特性 | 38cm/s:30Hz~22kHz ±2dB 19cm/s:30Hz~18kHz ±2dB 9.5cm/s:30Hz~12kHz ±2dB |
SN比 | 65dB以上 |
ワウ・フラッター | 38cm/s:0.06% 19cm/s:0.08% 9.5cm/s:0.12% |
クロストーク | 55dB以上 |
歪率 | 1%以下 |
テストオシレーター | 1kHz ±10% |
電源 | 単相、AC100/117/220/240V、50Hz/60Hz |
外形寸法 | 幅500x高さ540x奥行240mm |
重量 | 24kg |
付属 | リール厚補正シート 10型金属リール クランパー ヒューズ |