Ortofon MC30Super
¥70,000(1987年頃)
解説
MC30の改良型として開発されたMC型カートリッジ。
MC30Superでは十字巻き枠の採用と磁気回路の改良により、0.2mVの出力を実現しています。
ボディは高純度アルミブロックからの押し出し材を採用しており、振動系基部の共振を抑えています。
ポールピースサポートにはカーボン含有率30%のカーボンファイバーを採用しており、共振とレコードからの静電気の影響を排除しています。
コイルには軽量で高い導電性を誇る銀線を採用しています。
バンデンハル・タイプI・スタイラスとテーパードカンチレバーとの組み合わせにより、高いトレース能力を獲得しています。
ダンパーにはワイドレンジ・ダンピング方式を採用しており、周波数特性と位相特性の向上を図っています。
機種の定格
型式 | MCカートリッジ |
出力電圧 | 0.2mV(1kHz、5cm/sec) |
周波数特性 | 20Hz~40kHz +4 -1dB |
チャンネルセパレーション | 25dB以上(1kHz) |
コンプライアンス | 15x10-6cm/dyne(ダイナミック、水平) |
内部インピーダンス | 3Ω |
針圧 | 1.6g~2.0g |
最適針圧 | 1.8g |
針交換価格 | ¥49,000 |