ONKYO SL-10
¥75,000(1台、1989年7月発売)
解説
スペースファクターに優れ、あらゆるタイプのスピーカーにマッチングするようにチューニングされたアクティブスーパーウーファーシステム。
ユニットには、厚さ1mmのデルタオレフィン・リファインド振動板を用いたコーン型ウーファーが採用されています。
厚い振動板により強度と機密性を得ると共に、立ち上がり部を設けた神経上のエンジニアリングエラストマーエッジやダブルダンパー構造により、最大ストローク33mmを実現しています。
エンクロージャーはスペースファクターに優れたフロア型となっています。
このエンクロージャーの内部構造には、ダクトの有効長を連続的に変化させ機械的、音響的な固有振動を防止する新開発のテーパードスリットダクト構造を採用しており、専用のユニットにあわせたチューニングが行われています。
SL-10では、等価直径10cmに相当する大型スリットダクトを底面に設けて、再生音を前面下部の開口部から放射しているため、一種の音響フィルターとなり、風切り音や高調波が低減されています。
あらゆるスピーカーとの組み合わせが可能なように、フィルターポジションは3段切換としており、カットオフフィルターを24dB/octと急峻に設定しています。
70Wのリミッター内蔵パワーアンプを搭載しています。
AVに対応するため、防磁設計が施されています。
接続は、ハイレベル出力端子(スピーカーターミナル接続)か、プリアンプ出力をローレベル入力端子(ピン入力)の2種類が選べるようになっています。
リモコンが付属しており、レベル調整や出力ON/OFF、位相極性の切換えが可能です。
接続例として、D-200IIではFilter Mid(55Hz)、D-77XDではFilter Low(45Hz)、Monitor2001ではFilter Low(45Hz)とされています。
機種の定格
方式 | アンプ内蔵・1ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式 ・フロア型・防磁型 |
再生周波数帯域 | 20Hz~130Hz -10dB 28Hz~100Hz -3dB |
カットオフ周波数 | 45Hz、55Hz、100Hz(3段切換) |
最大入力 (レベルコントロール最大時) |
ハイレベル入力:28V ローレベル入力:5V |
出力音圧レベル | ハイレベル入力:89dB/V/m ローレベル入力:98dB/0.1V/m |
アンプ部最大出力 | 70W(THD 5%、パワーリミッター内蔵) |
入力感度/インピーダンス | ハイレベル入力:5.4V/5.2kΩ ローレベル入力:170mV/15kΩ |
消費電力(電気用品取締法) | 50W |
外形寸法 | 幅280x高さ981x奥行362mm |
重量 | 26.5kg |
付属 | リモコン RC-154A |