ONKYO Scepter-SW1
¥200,000(1台、2001年3月13日発売)
解説
ハイエンドシアターでのパフォーマンスを最大限に引き出す事を命題に、人間の聴感を礎としながら、幾多の理論解析とヒアリング、検証を重ねて開発されたアンプ内蔵サブウーファーシステム。
超低音再生を改善するため、ONKYO独自のSuper J'DRIVE方式を採用しています。
J'DRIVE方式では、キャビネット内部に取り付けられたユニットの振動板が極めて内容積の小さい前室に接した構造となっています。振動板が音声信号に従って振動すると、前室の空気は振動板の動きに合わせて圧縮・膨張します。そして、この圧縮・膨張が短いダクトを通じて空気中に伝達されるコンプレッションタイプとなっています。
このJ'DRIVE方式では、通常1本のユニット使用でもトランジェントの良い低音再生が可能ですが、Scepter-SW1では2本のユニットを互いに向き合わせて反作用を相殺するデュアル・ドライブ方式を採用し、Super
J'DRIVE方式と名づけています。
ユニットには、素材固有の共振音が少ないOMFダイアフラムを採用した25cmコーン型ウーファーを2個採用してます。
このユニットはScepter-SW1用に開発されたユニットで、6層構造の25cm口径とするとともに、さらにエッジも通常の3倍の厚みをもたせたSライン・エッジとすることで伝搬波を吸収し反射を最小限に抑えています。
また、磁気回路には、磁束の対称性を高めるとともに交・直流磁界の干渉を防止する形状と構造としたM.D.C.T.を採用しています。
エンクロージャーにはMDFを採用しています。
電源オン/スタンバイをはじめ、音量レベル、Music/Movieモード切換え、カットオフ周波数選択、Normal/Reverse位相切換え、ミュート、カスタム設定した3パターン記憶のプリセット機能(カットオフ周波数/音量レベル/位相/モードの4項目)を搭載しています。
また、これらの機能を全て操作できるワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
方式 | アンプ内蔵・1ウェイ・1スピーカー・Super J'DRIVE方式・フロア型・防磁設計(EIAJ) |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型x2 |
入力インピーダンス | スピーカー入力:4.7kΩ ライン入力:12kΩ |
最大出力 | 130W(5Ω、EIAJ) |
再生周波数範囲 | 15Hz~80Hz |
ハイカットフィルター | 可変6段階(30、40、50、60、70、80Hz) |
付属機能 | Music/Movieモード切替 Normal/Reverse位相切替 プログラム機能(3種類) |
消費電力 | 81W(電気用品取締法) |
外形寸法 | 幅501x高さ597x奥行467mm |
重量 | 44.8kg |
付属 | ワイヤレスリモコン コルク・インシュレーターx4 |