MICRO DDL-120
¥168,000(1978年発売)
解説
クォーツロック方式のダイレクトドライブアームレスプレイヤー。
1000kg・cm2の慣性モーメントを持つ亜鉛製35cmターンテーブルとPLLクォーツロックサーボ方式を組み合わせて採用しています。これによりダイナミックな負荷変動とスタティックな負荷変動を改善しています。
モーターシャフトの軸受交換方式を採用しています。
通常の使用状態ではシャフトそのものの摩耗を心配する必要はありませんが、あえて交換できる構造とする事で長期にわたって初期特性を維持できる構造としています。
キャビネット部は、長年実績のあるソリッドベースに1mm厚重量2.5kgの鉛板を挿入しており、総重量9.0kgとなっています。
これにより、慣性モーメントの大きなターンテーブルが回転した際に、その回転エネルギーの反作用として取付ベースに伝わる振動を抑える堅牢な構造としています。
外観はブラジリアンローズ天然木を配した仕上げとなっています。
アウターパワートランス方式を採用しており、電源トランスを外部に取り出してコントロール部と一体化した設計となっています。
これによりAC電流からの誘導によるノイズを防いでいます。
アームマウントは真鍮製で重量1.5kgのものを採用しており、6角レンチを用いたボルトによる6点締めとする事でしっかりと固定ができます。
一般標準タイプトーンアームにあわせて各種類のマウントが用意されており、オプションパーツとして1個付属するため、使用するアームに合わせて購入時に指定が可能でした。
取り付けアームがレスト分離型の場合、別売りレスとホルダーを用いてる事でプレイヤーベースに穴をあけずにレストの取り付けが可能です。
定速回転がチェックできるスタンバイランプを装備しています。
エレクトロブレーキ機構を搭載しています。
エアーサスペンション方式で高さ調整が可能なアブソーバーを採用しています。
ターンテーブルシートにはゴムシートSE-22が付属しています。
機種の定格
型式 | レコードプレイヤー | ||||||||||||||
駆動方式 | ダイレクトドライブ | ||||||||||||||
モーター | クォーツロックによるPLLサーボDCモーター | ||||||||||||||
回転数 | 33・1/3、45rpm | ||||||||||||||
ターンテーブル | 35cm亜鉛製、4.5kg | ||||||||||||||
慣性モーメント | 1,000kg・cm2 | ||||||||||||||
起動トルク | 1.5kg・cm | ||||||||||||||
SN比 | 62dB(JIS)以上 | ||||||||||||||
回転ムラ | 0.02%WRMS以下 | ||||||||||||||
外形寸法 | 本体:幅520x高さ174x奥行420mm コントロールボックス:幅96x高さ60x奥行192mm |
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重量 | 本体:19.5kg コントロールボックス:1.2kg |
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別売 | 真鍮製マウントベース(¥10,000)
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