mhi Evidence MM01A/GB
¥80,000(2台1組、2007年発売)
解説
北米パイオニアでTADの企画・開発・設計に携わっていたEd・Kojima氏が設計したスピーカーシステム。
低域には11.5cm(4.5inch)コーン型ウーファーを搭載しています。
振動板には性能や品質に定評ある紙コーンを使用しています。また、エッジには経年変化の少ない布製+ダンプ剤のエッジを採用しています。
高域にはピュアアルミ製Trueリボン型ツィーターを搭載しています。
120kHzまでの超高域再生が可能となっています。
クロスオーバーは耳の感度が最も良い2~3kHz付近でウーファーとツィーターを分割するのではなく、周波数を10kHzとして65Hz~10kHzまでのほぼ全域をウーファーで担当しています。これにより気音と倍音を一つのボイスコイルから再生し、スムーズで豊かな音楽表現を実現しています。
ネットワーク部にはカシメ接続を採用しており、異種金属接触による音質の劣化や色付けを避けています。また、ツィーターに入るハイパスフィルターには空芯コイルを採用しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
構成は3種類の厚さの異なるMDFを張り合わせており、フロントバッフルは18mmMDFで側板は12mmMDFとする事で美しい響を追求しています。また、バッフルのウーファーとツィーターの間に溝加工を施し、バッフルを分断する事でウーファーの振動がツィーターに及ぼす悪影響を排除しています。
外観仕上げはポリエステル塗装とウレタン塗装を重ねたピアノ仕上げが施されています。
バイワイヤリング接続に対応しています。
初期のヒノオーディオが取り扱っていたモデルは固定式の金属ネットを用いてウーファーを保護しています。
また、サエクコマースが取り扱っていたモデルはブラックとホワイトの2色のカラーバリエーションがありました。
別売りオプションとしてスピーカースタンドやイメージエンハンサー、デスクトップベースがありました。
イメージエンハンサーは背面や側面の不安定な場所等で中低域の音質を改善すると共に音像定位改善にも効果があります。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:11.5cmコーン型 高域用:リボン型 |
周波数特性 | 65Hz~120kHz |
インピーダンス | 4Ω |
出力音圧レベル | 90dB/2.83V/m |
許容入力 | 75W |
クロスオーバー周波数 | 10kHz |
外形寸法 | 幅152x高さ247x奥行229mm(端子含む) |
重量 | 4.0kg |
別売 | イメージエンハンサー MIE01A(MIE01A/DG、MIE01A/WH、2台1組、¥46,000) デスクトップベース MDB01A(MDB01A/DG、MDB01A/WH、2台1組、¥42,000) |
別売:スピーカースタンド MFS01A/GB(2台1組、¥60,000) | |
外形寸法 | 天板:幅152x奥行192mm 底板:幅300x奥行330mm 高さ:690mm(スパイク含む) |
重量 | 7.0kg/1台 |