Marantz ST700BS
¥100,000(1990年頃)
解説
衛星放送、地上波TV放送、FM、AMに対応し、さらにタイマーを搭載したマルチバンドチューナー。
BSチューナー部にはPLLシンセサイザー方式を採用しており、PCM音声信号処理回路にはフィリップス社の開発したビットストリーム方式の1bitD/Aコンバーターを採用しおり高品質な音質を実現しています。
出力端子には映像/音声ともに2系統を搭載し、さらにデジタル音声出力も光と同軸の2系統を搭載しています。デジタルとアナログの音声出力は、それぞれ別々にテレビ/独立音声、メイン/サブのモード設定が可能です。
また、ハイビジョン用の入出力端子も搭載しています。
TVチューナー部にはU/Vオールバンド音声多重PLLシンセサイザーを採用しています。スプリット・キャリア方式なため、高感度で受信性能に優れ、品位の高い映像を実現しています。
またFMチューナー部にはST-50でも採用されたフロントエンドを搭載しています。
BS/TVで12局、FM/AMで12局のプリセットメモリーを搭載しています。
プリセット・チャンネルにはBSの音声モードの設定やマニュアルによるTVのファインチューニング状態もメモリーしておくことが可能です。
タイマーは1週間に5つのプログラムまでセットでき、ワンス/毎日/土日を除いた毎日/毎週実行の4つのバリエーションの中から任意にセット可能です。
またスリープタイマー機能も搭載しており、10分ごとに最大60分までスリープ設定も可能です。
マランツのリモートコントロール端子を持つカセットデッキやCDプレイヤーなどと連動で使用することが可能です。
多機能な専用リモコンを搭載しています。
PM700AVと組合わせる事で、BUSラインによる連動機能で電源on/offやファンクション切替えなどが可能です。
機種の定格
型式 | マルチバンドチューナー |
<BSチューナー部> | |
受信チャンネル | BS1、3、5、7、9、11、13、15ch |
映像出力レベル | 1Vp-p/75Ω |
音声出力レベル | 240mV |
デジタル音声出力レベル | 同軸:0.5Vp-p/75Ω 光:660nm |
ダイナミックレンジ | 96dB |
音声周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.5dB |
<TVチューナー部> | |
映像出力レベル | 1Vp-p/75Ω |
音声出力レベル | 240mV |
<FMチューナー部> | |
実用感度 | 12.1dBf/1.1μV |
高調波歪率 | 0.2% |
SN比 | 73dB |
出力レベル | 800mV |
<AMチューナー部> | |
実用感度 | 500μV/m |
高調波歪率 | 0.3% |
SN比 | 52dB |
出力レベル | 240mV |
<総合> | |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力(電気用品取締法) | 25W |
外形寸法 | 幅454x高さ104x奥行353mm |
重量 | 6.0kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RC700BS |