Marantz CD-16SE
¥240,000(1994年発売)
解説
CD-15の基本性能を受け継ぎつつ、さらなる可能性に追求したSEシリーズのCDプレイヤー。
メカニズム部にはフィリップス社オリジナルのスイングアームメカニズムであるCDM-4MDを採用しており、優れたトレース能力を獲得しています。
D/Aコンバータ部にはビットストリーム方式のD/AコンバータであるDAC7をダブルディファレンシャルで搭載しており、優れたS/Nとチャンネルセパレーションを獲得しています。
マランツ独自のHDAMをさらに発展させたNEW HDAMを採用しています。
HDAMは優れた熱的な安定性とシールド性能を備え、さらにローノイズ特性とハイスルーレートを実現する高速電圧増幅モジュールです。New
HDAMでは2層PCBから4層PCBへと変更することで回路の速度や安定性、S/Nなどを改善しています。
電源部には、リーケージフラックスが少なく内部インピーダンスの低いトロイダル・トランスを採用しており、安定した電源供給能力を確保しています。また、表示管用のトランスを別で搭載することで表示管から発生するノイズの影響を抑えています。
シャーシには銅メッキを施した亜鉛ダイカスト製シャーシを採用しており高周波が回路や素子に及ぼす悪影響を低減しています。また、5mm厚のアルミトップカバーや12mm厚のアルミサイドパネルなどによって制振効果を高めています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | コンパクトディスクプレイヤー |
チャンネル | 2チャンネル |
D/A変換方式 | 1bitリニア/チャンネル |
周波数特性 | Line out(RCA):20Hz~20kHz ±0.2dB |
ダイナミックレンジ | 97.5dB |
SN比 | 110dB |
チャンネルセパレーション | 100dB(50Hz~20kHz) |
全高調波歪率 | 0.00135%(1kHz) |
ワウ・フラッター | 水晶精度 |
出力レベル/インピーダンス | Line out(RCA):2VRMS/150Ω |
適合負荷インピーダンス | Line out(RCA):10kΩ以上 |
デジタル出力 | Coaxial:0.5Vp-p/75Ω |
消費電力(電気用品取締法) | 17W |
最大外形寸法 | 幅458x高さ138x奥行360mm |
重量 | 14.0kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |