Marantz PM8100SA ver.2
¥75,000(2003年7月発売)
解説
PM8100SAをベースに、マランツ独自のAbsolute SA Technologyによる回路高速化技術を投入し、完成度を高めたプリメインアンプ。
マルチチャンネル入出力端子を搭載しており、SM6100SA ver.2などのパワーアンプを追加することでマルチチャンネル再生へ発展できます。
プリ部とパワー部のデカップリングコンデンサ17ヶ所にオーディオ専用コンデンサを採用しています。また、新開発の高音質フィルムコンデンサを随所に採用しています。さらに、電源ブロックにはセパレートアンプで採用したローノイズのショットキーバリアダイオードを使用し、高効率とローノイズ化を図っています。
グランドポテンシャルを音質検討を繰り返しながら全面的に見直し、電位のふらつきを抑えています。
6チャンネルプリアンプを搭載しています。
6チャンネル全ての回路に電流帰還型を採用し、高精度ローノイズ金属被膜抵抗やフィルムコンデンサーを使用することにより、ローノイズ化と高スルーレートを実現しています。
ボリュームにはダイキャストフレームのモーター駆動6連ボリュームを採用しています。
このボリュームは従来の物よりチャンネル間の偏差が少なく、電子ボリュームより高い音質パフォーマンスを得ています。
ステレオパワーアンプブロックには電流帰還型回路を採用しています。帰還インピーダンスを下げることで位相補償を軽くし、ハイスピードなアンプを実現しています。
また、PM8100SA ver.2では、セパレートアンプでしようしたフィルムコンデンサや抵抗などのパーツを採用しています。さらに、パワーデバイスは高域特性に優れたオーディオ用トランジスタLAPTを採用しています。
左右のヒートシンクを独立させることにより、振動や熱的なクロストークを低減しています。
電源部には漏洩磁束の少ないスーパーリングコアトロイダルトランスを採用しています。また、整流回路にはショットキーバリアダイオードを採用しています。
CD及びDVD入力は、専用リレーで入力端子からプリアンプ部に直結するダイレクトインプット設計となっています。
スピーカー端子にはドイツWBT社製のスピーカーターミナルを採用しています。
レックバッファー付きフルレックセレクターを搭載しています。
ダブルレイヤードシャーシを採用しています。
MMカートリッジに対応したフォノイコライザーアンプを搭載しています。
インレット式ACケーブルを採用しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
定格出力(20Hz~20kHz、両ch同時駆動) | 90W+90W(4Ω) 75W+75W(6Ω) 60W+60W(8Ω) |
全高調波歪率(20Hz~20kHz、両ch同時駆動、8Ω) | 0.01% |
混変調歪率(SMPTE) | 0.01% |
出力帯域幅(8Ω負荷、0.04%) | 10Hz~50kHz |
周波数特性(CD、ソースダイレクト) | 5Hz~70kHz +0 -1dB |
ダンピングファクター(8Ω、20Hz~20kHz) | 100 |
入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.4mV/47kΩ High Level:210mV/25kΩ |
Phono最大許容入力(1kHz) | MM:130mV |
RIAA偏差(20Hz~20kHz) | ±0.2dB |
S/N(IHF Aネットワーク、入力ショート) | Phono MM:85dB High Level:110dB |
トーンコントロール | Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
入力端子 | ライン(2ch):2系統(CD、Tuner) ライン(6ch):1系統(DVD) MDまたはテープ系:1系統 CD-R:1系統 Phono:1系統 |
出力端子 | プリアウト(6ch):1系統 MDまたはテープ系:1系統 CD-R:1系統 スピーカー:1系統 ヘッドホン:1系統 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力(電気用品安全法) | 160W |
最大外形寸法 | 幅440x高さ124x奥行340mm |
重量 | 9.0kg |
付属 | ワイヤレスリモコン ACケーブル |