LUXMAN E-1
¥220,000(2002年10月発売)
解説
フォノ・イコライザーを単体として独立させ、徹底したピュアネス志向を貫いたPhonoアンプ。
再生する音楽の信号電流でカートリッジをなじませるアーティキュレーター・ポジションを搭載しています。
インピーダンス切り替えスイッチをこのポジションにして音楽を再生すると、カートリッジの再生能力がその音楽に最低になるように調律されていきます。
コンピューターシミュレーションを駆使したNF型イコライザー+CR型(超広域専用)の組み合わせを採用しており、フラットなRIAAカーブを得ています。
左右チャンネルに加え、MM/MC専用に独立させた4アンプ構成を採用しており、内部インピーダンス2Ωのオルトフォンタイプや40Ωのデノンタイプをはじめ、色々なインピーダンス値を持つ全てのカートリッジの特性を引き出せます。
MM/MCそれぞれ3段階のインピーダンス切り替え機能を搭載しています。
MM/MC用イコライザーの切り替えはアース側までオーディオ専用リレーによって切り替える方式を採用しています。
リレーコントロールなどのアクセサリー回路に至るまで全ての回路をディスクリート構成として最適な位置に分離配置し、シールド隔壁によりノイズを隔絶し、相互干渉を防いでいます。
2台のプレイヤーやツインアーム方式のプレイヤーに対応するよう2系統の入力をフロントパネルで切り替え可能です。選択された入力信号は一つの出力端子から自動的に取り出される2イン1アウト方式となっています。
瞬時放電特性に優れ、カラーレーションを排除したブロックコンデンサーや、高情報量・超低歪特性の大容量抵抗器など、オーディオ用カスタムパーツを採用しています。
機種の定格
型式 | Phonoアンプ | ||||
方式 | MM/MC独立NF型イコライザー+CR型 | ||||
入力感度 | MM:4mV MC:0.2mV |
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入力インピーダンス |
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利得(1kHz) | MM:36dB MC:62dB |
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リアカーブ偏差 | 30Hz~20kHz ±0.2dB 20Hz~100kHz ±0.5dB |
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出力レベル/インピーダンス | 250mV/230Ω(1kHz) | ||||
S/N比(IHF-A) | MM:103dB MC:83dB |
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チャンネルセパレーション | 90dB以上(10kHz) | ||||
消費電力 | 11W(電気用品安全法) | ||||
外形寸法 | 幅467x高さ82x奥行404mm | ||||
重量 | 9.0kg |