Lo-D HS-55D
¥48,000(1台、1984年頃)
解説
ギャザードエッジを採用した3ウェイスピーカーシステム。
低域には25cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板には適度な内部損失を持つマイカ入りポリプロピレンを採用しており、精密な計算と数十種の試作テストによって形状を決定しています。
また、エッジにはギャザードエッジ、ダンパーには大型フラットダンパーを組み合わせ、さらに駆動部に直径135mmの大型マグネットを採用することで、リニアリティの高い再生音を得ています。
中域には10cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
振動板にはウーファー同様にマイカ入りポリプロピレンを採用しており、駆動部には90mmのマグネットを採用しています。
高域には2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
振動板には特殊アルミ合金を陽極酸化処理したものを採用しており、振動板表面の陽極酸化皮膜がアルミニウム基質としっかり結合したサンドイッチ構造となっています。これによりフラットな特性と40kHzの高域限界周波数を獲得しています。
放熱効果の高いアルミダイキャストリングでスピーカーユニットを固定することで、共振を抑えています。
中域と高域用に独立したレベルコントロールを搭載しています。
内部配線に純度99.99%の第1種無酸素銅線を採用しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型 中域用:10cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 35Hz~40kHz |
インピーダンス | 6Ω |
最大許容入力 | 250W(音楽信号ピーク) |
出力音圧レベル | 93dB/2.83V/m |
クロスオーバー周波数 | 900Hz、2.8kHz |
エンクロージャー内容積 | 37L |
外形寸法 | 幅315x高さ560x奥行320mm |
重量 | 15.5kg |