Lo-D HS-55
¥59,000(1台、1978年発売)
解説
ワイドダイナミックレンジの確保を目指して開発された2ウェイスピーカーシステム。
低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
コーン紙には新製造法を採用することで必要な剛性と適度な内部損失を確保し、さらに深いコルゲーションをつけることで高域共振周波数を高め、トゥイーターとのつながりを滑らかにしています。また、磁気回路には140φマグネットおよびLo-Dアクチュエーターを搭載しています。さらに、4層巻熱硬化型自己融着線を用いたボイスコイルボビン、アルミダイカストフレーム、無方向性発泡ウレタンエッジなどにより、耐入力やリニリティの向上を図っています。
高域には音響レンズを搭載したホーン型トゥイーターを搭載しています。
このユニットには235mmのエクスポネンシャル型アルミダイカストホーンを採用しています。また、開口部には緩衝材によって不要振動を抑えた音響レンズを装備することで分散性を高めています。
ダイアフラムには3.5cmチタンドームを搭載し、磁気回路には90mmφマグネットを搭載しています。また、高比重亜鉛ダイカスト製多孔式イコライザー、ロールエッジ、硬質アルミニウムボビンなどを採用しています。
高域用に連続可変型レベルコントロールを搭載しています。
バッフル板と裏板には、カラ松を主材料とした針葉樹による三層構造パーティクルボードを使用しています。さらに、効果的な補強や上質の吸音材を用いることで箱鳴りを抑えています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
ユニット等 | 低域用:30cmコーン型 高域用:ホーン型 |
周波数特性 | 40Hz~20000Hz(-15dB無響室) |
最大入力 | 200W(音楽信号ピーク) |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 94dB/W/m |
最大出力音圧レベル | 117dB/m |
クロスオーバー周波数 | 1.5kHz |
エンクロージャー内容積 | 62L |
外形寸法 | 幅370x高さ665x奥行410mm |
重量 | 24.5kg |