解説　

KRS(クレル・リファレンス・スタンダード)シリーズの上級機であるKRS-Balancedの技術を継承して開発されたコントロールアンプ。

KRS-Balancedはモノラル設計であるのに対し、KRS-2ではステレオ設計を採用しており、ステレオ設計におけるコントロールアンプのリファレンスと言えるモデルとなっています。

KRS-2では電源部がセパレート化された構成となっており、電源トランスはさらに別筐体とすることで回路間の干渉を排除しています。

回路構成の基本は上級機ゆずりとなっており、各段間にはバッファアンプを介して回路間での相互干渉を排除しています。また、NFループからコンデンサーを排除できるCR型イコライザーを採用しています。

フォノ入力には、MCカートリッジの良さを発揮するためハイグレードなヘッドアンプを内蔵しています。また、9段階のインピーダンス切替え機能を搭載しています。

CD入力には専用のバッファアンプを搭載しています。
また、クレル独自のフィルター回路を採用しており、あらゆるCDプレイヤーの特性にマッチする条件の設定があk脳となっています。

シャーシは分厚いアルミ材で構成されたもので、有害振動による影響を排除しています。

機種の定格

型式	コントロールアンプ
入力端子/インピーダンス	Phono:10Ω、25Ω、47Ω、100Ω、250Ω、 　　　　　470Ω、800Ω、1kΩ、47kΩ CD:47kΩ Tuner、Aux、Tape1/2:10kΩ
出力端子/インピーダンス	Pre out:10Ω Tape out:10Ω
全高調波歪率	Phono:0.05%以下 Line:0.005%以下
周波数特性	5Hz～100kHz ±0.5dB以内(Aux～Pre out)
SN比(IHF-A)	Phono MM:78dB Aux:100dB
ゲイン	Phono MM:40dB Line:12dB
電源	AC100V、50Hz/60Hz
消費電力	-
外形寸法	本体:幅483x高さ63x奥行340mm 電源部:幅483x高さ63x奥行305mm トランス:幅95x高さ60x奥行335mm
重量	本体:8.15kg 電源:9.25kg トランス:4.15kg