JBL UT-405
¥150,000(2台1組、2001年頃)
解説
JBLのスタジオモニターのUHFドライバーユニットの系譜から開発されたスーパーツィーターシステム。
UT-405は4344mkIIや4344MなどのUHF(超高音域)用ドライバーとして使用されているリングラジエーター方式を採用しています。
振動板には2.5cmテンパードチタンダイアフラムを採用しています。
この振動板はピュアチタンに窒素ガスによる高熱焼入れ処理を施すことで硬度を高めたもので、高温域の再生能力を70kHz以上まで拡張しています。
ハイパスフィルターを内蔵しており、メインスピーカーとパラレルでアンプに直結して使用できます。
回路にはJBL独自のチャージカップル・リニアディフィニション・ネットワーク回路を採用しており、コンデンサーにDCバイアスを加えることでクロスオーバー歪を除去し、濁りの少ない超高域再生を実現しています。
クロスオーバー周波数切換スイッチを搭載しており、3種類の周波数を切換できます。フィルター回路には急峻なスロープを持つ-18dB/octタイプを採用しています。
さらに、0dB/-2dB/-4dBの3段階に設定できる出力音圧レベル切換スイッチを搭載しており、メインスピーカーとのレベル合わせが行えます。
入力端子にはバインディングポストタイプの大型金メッキターミナルを採用しており、バナナプラグやY型コネクター付スピーカーケーブルが使用できます。
フロントバッフルには33mm厚のMDF材を使用しており、ユニットを強固に支えています。
外観は前面はハイグロスブラック仕上げ、キャビネットは天然木のブラックアッシュ仕上げが施されています。
コーン型の3点ピンポイントスパイクが付属しており、接地面からの振動を排除できます。
また、スパイク受けも付属しており、メインスピーカーの天板を傷から守ります。
機種の定格
方式 | 1ウェイ・1スピーカー |
使用ユニット | 超高域用:2.5cmリング型 |
周波数特性 | fc~70kHz |
インピーダンス | 8Ω |
許容入力 | 50W(RMS) |
出力音圧レベル | 95dB/2.83V/m(0dBポジションにて) |
カットオフ周波数 | 16kHz/20kHz/24kHz、切替式 |
外形寸法 | 幅190x高さ122x奥行172mm |
重量 | 2.1kg |
付属 | スパイク スパイク受け |