オーディオの足跡

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LS Centerの画像
 解説 

JBL創立60周年を記念して開発されたLSシリーズのセンタースピーカー。

LSシリーズはシステムエンジニアであるチャールズ・スプリンクルと、Project K2シリーズのインダストリアルデザインを手掛けてきたダニエル・アッシュクラフトによって開発されました。JBLの持つホーンテクノロジーを継承しており、伝統のバイラジアルホーンとコンプレッションドライバーをベースに設計されています。

中域にJBL伝統のバイラジアルホーンを搭載しています。
ホーンバッフルにダックビルを装着することにより、ホーン開口部の突出部に起因する高域特性の乱れを解消しています。また、ホーンバッフル上部には高域用のオーバル型ショートホーンを一体化しており、中高域から超高域がスムーズに繋がった音質を実現しています。

中域のドライバーユニットには176Ndを搭載しています。
振動板には50mm径のピュアチタンダイアフラムを採用しており、ネオジウムマグネットを用いた強力磁気回路や軽量アルミボイスコイル、一体成型ダイヤモンドエッジなどの技術を豆乳する事で優れた特性や感度、高密度な再現力を得ています。

高域には1.9cmリング型ツィーターである015Mを搭載しています。
振動板には高剛性・高耐熱ポリイミド・ダイアフラムを採用しており、ダイアフラムとエッジ、ボイスコイル・ボビンを一体成型する事で伝達ロスを最小限に抑え、歪の少ない優れた特性を実現しています。
また、磁気回路にはネオジウムマグネットを採用すると共に磁性流体によってクーリング効果を得ています。
振動板の中心にはオーバル型ショートホーンとの位相干渉によるエネルギー減衰を抑える砲弾型センターイコライザーを採用しています。

低域には16.5cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板には厳選されたピュアパルプコーンを採用しており、ダブルウーファー方式とする事で豊かな低域再生を可能にしています。
また、高耐熱カプトンボイスコイルボビンやロングトラベル設計のボイスコイル、センターポールベント装備の磁気回路によって連続ハイパワードライブ時にも低歪で安定した低域再生を可能にしています。

エンクロージャーには密閉方式を採用しています。
エンクロージャーは後部に向かって台形に絞り込まれたウェッジシェイプを採用しており、天板は緩やかなラウンド形状となっています。また、エッジ部分にも丸みを持たせることでスリムな印象に加えて、格調高いデザインとしています。
板材にはMDF材を採用しており、内部定在波の発生を抑える内部構造とすることで再生音への不要なカラーレーションを抑えています。

天板には木目光沢のウッドグロス仕上げが施されています。
仕上げはエボニーとホワイトオークの2種類のバリエーションがありました。

機種の定格
方式 3ウェイ・4スピーカー・密閉方式・センター型
使用ユニット 低域用:16.5cmコーン型x2
中域用:ホーン型(バイラジアルホーン+176Nd)
高域用:1.9cmリング型(015M)+ショートホーン
周波数特性 50Hz~40kHz
インピーダンス
許容入力 150W
出力音圧レベル 88dB/2.83V/m
クロスオーバー周波数 2.5kHz、9kHz
外形寸法 幅672x高さ217x奥行235mm
重量 14.4kg