JBL 4866
¥700,000(1台、1988年頃)
解説
コンサートシリーズの中高域再生用スピーカーシステム。
4866はフルレンジ・マルチウェイ吊り下げ型のスピーカーアレイ・アッセンブリーの一部として開発されたロングスロー型高域スピーカーです。
前面フラットバイラジアルホーンである2386Aと直径4インチのチタンダイアフラムを用いた2445Jを2個搭載しています。水平分布40゜/垂直分布10゜と集中度の高い分布特性とあいまって音源から遠い客席にもクリアな音を送ることが可能です。
エンクロージャーにはグラスファイバー強化プラスチックの表面処理を施すことで優れた耐久性を確保しています。また、上面・底面・側面は15゜のテーパー形状にカットされており、4860、4863、4847などと扇状アレイが構成できるため、マルチウェイ吊り下げ時に威力を発揮できます。
8個のフライング用埋め込み金具を装備しています。
コンサートシリーズには運搬用ロードケースや各種スピーカー取付用金具等の豊富な専用オプションがありました。
機種の定格
方式 | 1ウェイ・2スピーカー |
使用ユニット | 中高域用:ホーン型(2445J+2386A)x2 |
周波数特性 | 500Hz~20kHz -10dB 800Hz~12.5kHz ±3dB |
インピーダンス | 8Ω |
許容入力(連続) | 200W |
最大出力音圧レベル(連続) | 119dB/m |
外形寸法 | 幅750x高さ620x奥行570mm |
重量 | 79kg |