JBL 4861
¥600,000(1台、1988年頃)
解説
コンサートシリーズの中高域再生用スピーカーシステム。
4861は4860スピーカーファミリーの製品で、4860システムにツィーターを加えた構成となっています。
4860スピーカーファミリーには4860、4861、4862、4863という4種類のバリエーションがあり、それぞれユニット構成が違いました。
中域には水平指向特性90゜のバイラジアルホーン2380Aと直径4インチのチタンダイアフラムを用いた2445Jを搭載しています。
また、高域にはホーン型ツィーター2404Hを2個搭載しています。
エンクロージャーには隙間の無い高密度樺積層合板を採用しており、グラスファイバー強化プラスチックの表面処理を施すことで優れた耐久性を確保しています。また、上面・底面・側面は15゜のテーパー形状にカットされており、4847低域用スピーカーとも扇状アレイが構成できるため、マルチウェイ吊り下げ時に威力を発揮できます。
8個のフライング用埋め込み金具を装備しています。
コンサートシリーズには運搬用ロードケースや各種スピーカー取付用金具等の豊富な専用オプションがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・3スピーカー |
使用ユニット | 中域用:ホーン型(2445J+2380A) 高域用:ホーン型(2404H)x2 |
周波数特性 | 500Hz~21.5kHz -10dB 800Hz~19kHz ±3dB |
インピーダンス | HF:16Ω VHF:16Ω |
許容入力(連続) | HF:150W VHF:80W |
最大出力音圧レベル(連続) | 132dB/m |
水平指向性 | 90゜ |
外形寸法 | 幅750x高さ630x奥行540mm |
重量 | 52kg |