harman/kardon Citation16A/Citation16S
Citation16A:¥360,000(1977年発売)
Citation16S:¥300,000(1977年発売)
解説
Citation16をベースに改良を加えることで完成度を高めたステレオパワーアンプ。
NFBの弊害である過渡歪成分を最大出力レベルより-80dB以下に抑えることに成功しています。
カレントミラー回路に新たに加えられたドライバー用ヒートシンカー、ダーリントン・トランジスタの使用によるバイアス回路の改良などにより、音質の改善を図っています。
全ドライバー段は差動増幅によるA級対称型コンプリメンタリー回路となっており、スルーレート30V/μsecで動的信号の再生に影響を与えるTIMの発生を抑えています。
Citation16Aは、最も頻繁に使用される出力2.5WまでをA級増幅としています。
左右独立2電源方式を採用しています。
LED方式のピークレベルインジケーターを搭載しています。このレベルメーターは出力に応じて感度切換スイッチをレベルセットできます。
Citation16SはCitation16Aからピークレベルインジケーターを省略したモデルです。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ |
実効出力(両ch駆動) | 150W+150W RMS(20Hz~20kHz、8Ω、THD0.05%以下) |
出力帯域幅 | 5Hz~45kHz(75W、両ch駆動、8Ω、THD0.05%以下) |
周波数特性 | 4Hz~120kHz(THD 0.05%以下) |
スルーレイト | 30V/μsec |
全高調波歪率 | 0.05%以下(250mW~150W、両ch駆動、8Ω) |
混変調歪率 | 0.05%以下(250mW~150W) |
SN比 | 100dB以上(150W出力時) |
ダンピングファクター | 300以上(8Ω) |
入力インピーダンス | 10kΩ |
入力感度 | 1.25V(150W) |
矩形波立ち上がり時間 | 3μsec以下 |
外形寸法 | 幅483x高さ235x奥行356mm |
重量 | 24.9kg |