DYNACO A-30mkII
¥41,000(1台、1970年代前半頃?)
解説
ダンプドバスレフ方式を採用したスピーカーシステム。
A-25mkIIよりは一回り大きなエンクロージャーを採用しています。
ダンプド・バスレフは半制動構造のバスレフ方式で、バッフル下部にある格子の開口部には特殊グラスファイバーを充填してウーファーに程度の空気制度を与えています。また、エンクロージャー内壁にはグラスファイバーとロックウールの吸音係数の異なる吸音材を二重に貼り、内部反射を低減しています。
この構造より、完全密閉型で生じがちなウーファーの過制動をなくし、またバスレフ型の欠点と指摘されている開口部の共振の影響を抑えてます。
低域には25cmコーン型ウーファーを搭載しています。
完全密閉型のウーファーなどによく見られるロングボイスコイルの重い振動系ではなく、振幅を小さくとった軽い振動系を採用しています。
高域にはドーム型のトゥイーターを搭載しています。
ウーファー同様に軽量なダイアフラムを採用しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・ダンプドバスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型 高域用:ドーム型 |
周波数特性 | 25Hz~20kHz |
最大許容入力 | 100W |
入力インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 98dB |
クロスオーバー周波数 | 1kHz |
外形寸法 | 幅320x高さ570x奥行250mm |
重量 | 11kg |