DENON/COLUMBIA VSS-8000
価格不明(1台、1970年頃)
解説
コロムビア(現DENON)が60年におよぶスピーカーづくりの伝統をもとに、基礎的な研究の成果を盛り込み、最高級のスタジオ用モニタースピーカーとして発表したシステム。
低域には41cmのコーン型ユニットが採用されています。
磁気回路は、多数の小型マグネットを集めた構造で、80mmのボイスコイルに14000gaussの磁束密度を得ています。
また、コーン紙はコラーゲン繊維を混入し、多数のコルゲーションをもったものを採用しています。
中域はホーン型で、比較的短いホーンと音響レンズを組合わせたものを採用しています。
ドライバーには硬質アルミ合金製の直径45mmのエッジワイズ巻アルミ線ボイスコイルをもつダイヤフラムを、20000ガウス以上の磁気回路によって制動しているものを採用しています。
高域は硬質アルミ合金ダイヤフラムをもつホーン型で、中音域の上側がネットワークでカットされていないため、超高域を補うスーパートゥイーターとして動作しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:41cmコーン型 中域用:ホーン型 高域用:ホーン型 |
クロスオーバー周波数 | 500Hz、8000Hz(12dB/oct) |