オーディオの足跡

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SC-T77XGの画像
 解説 

リーフツィーターを搭載した77XGシリーズのトールボーイ型スピーカーシステム。

低域には16.5cmコーン型ウーファーを2個搭載しており、P.P.D.D.(Push-Pull Dual Drive)方式を採用しています。
この方式では2個のウーファーユニットのエッジを互いに逆向きに装着しています。ダブルウーファーとした事でシングルウーファーに比べて振動板面積あたりの駆動力を向上すると共に、スピーカー駆動時に発生する高調波歪は互いに打ち消し合うことで低減しています。
振動板には軽量で弾性に優れたグラスファイバーを採用しています。また、磁気回路にはショートリングを装着しており、音声信号に伴って発生する磁気歪を低減しています。

高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
磁気回路にはネオジウムマグネットを採用しています。

超高域にはリーフ型スーパーツィーターを搭載しており、200kHzまでの再生を実現しています。
振動板にはポリイミド樹脂を採用しており、薄型・軽量を実現した振動板を導体と一体成型した構造となっています。これにより振動ロスを無くして超高域再生を実現しています。
また、磁気回路にはネオジウムマグネットを採用しています。

各ユニットのフレームには非磁性体フレームを採用しており、磁気回路への影響を排除しています。

ネットワーク部は指向性に注目した設計が施されています。
これにより広域で均一な指向特性を実現し、マルチチャンネル再生での最良の聴取領域を大きくしています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
エンクロージャーの形状は曲線仕上げのラウンドフォルムデザインとなっており、音の濁らせる要因となる定在波を減少させると共に強度を高め、しかも音の反射による影響を低減しています。また、ベース部と低板に制振ウェイトを内蔵する事で低重心化と不要振動の抑制を図っています。
外観は天然木の突板を採用しており、表面塗装と研磨を繰り返した硬質の光沢仕上げとなっています。

入力端子はバナナプラグに対応した金メッキ真鍮削り出し大型スピーカーターミナルを採用しています。
バイワイヤリング接続にも対応しています。

脚部には金メッキハイカーボンスチール製スパイクとコルク製フットが付属したスピーカーベースを装備しています。

機種の定格
方式 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計(EIAJ)
使用ユニット 低域用:16.5cmコーン型x2
高域用:2.5cmドーム型
超高域用:リーフ型
周波数特性 27Hz~200kHz
平均出力音圧レベル 90dB/W/m
入力インピーダンス
最大許容入力 200W(Peak)
120W(EIAJ)
クロスオーバー周波数 3kHz、13kHz
外形寸法 幅270x高さ1,130x奥行325mm(台座含む)
重量 24.8kg
付属 コルク製滑り止めx6
スピーカーコード(3m)x1
スパイクx6
受け皿x6
拭き布x1