DENON SC-E727
¥60,000(2台1組、1997年頃)
解説
P.P.D.D.(Push-Pull Dual Driver)方式によりサイズを超えた低音再生を図ったスピーカーシステム。
SC-E727にはウーファー2個をプッシュプル駆動させるP.P.D.D.Serial方式を採用し、最低共振周波数を低下させることで低域再生を改善しています。
この方式では、背中合わせに配置された2つのスピーカーが互いの非直線性分を打ち消しあう方向に振幅することにより、スピーカー駆動時に発生する高調波歪を低減しています。また、背中あわせに配置されているため、漏洩磁束の遮蔽が確実におこなえ、防磁効果が高くなっています。
さらに、スピーカーキャビネットを最適化設計することでスピーカーの位相干渉による音圧周波数特性のピーク・ディップを防止しています。
低域には14.5cmコーン型ウーファーを2個搭載しており、高域には2.5cmソフトドーム型トゥイーターを搭載しています。
ネットワークにはOFC内部配線材や高音質コンデンサーなどを採用しています。
エンクロージャーは木目仕上げで、コーナーをラウンドさせています。
スピーカーターミナルには金メッキ真鍮削り出しのバナナプラグ対応ターミナルを採用しています。
また、バイワイヤリングでの使用が可能です。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・3スピーカー・P.P.D.D.方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ) |
使用ユニット | 低域用:14.5cmコーン型x2 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 33Hz~45kHz |
平均出力音圧レベル | 88dB/W/m |
入力インピーダンス | 6Ω |
最大入力 | 100W(EIAJ) |
外形寸法 | 幅194x高さ326x奥行318mm |
重量 | 8.4kg |