解説　

77XGシリーズのアクティブサブウーファー。

ユニットには20cmコーン型ウーファーを2個搭載しており、P.P.D.D.(Push-Pull Dual Drive)方式を採用しています。
この方式では2個のウーファーユニットのエッジを互いに逆向きに装着しています。ダブルウーファーとした事でシングルウーファーに比べて振動板面積あたりの駆動力を向上すると共に、スピーカー駆動時に発生する高調波歪は互いに打ち消し合うことで低減しています。
各ユニットの振動板には軽量で弾性に優れたグラスファイバーを採用しており、ダブルサスペンションダンパーで支持する事で直線性に優れた再生を実現しています。また、磁気回路にはショートリングを装着しており、音声信号に伴って発生する磁気歪を低減しています。

アンプ部にはバイアンプ駆動を採用しており、電源部まで独立した最大出力200Wの2台のアンプで駆動しています。

接続するアンプ側でのバス・マネージメントやレベルコントロールに対応するため、LF Direct回路を搭載しており、サブウーファー側のローパスフィルターとレベルコントロールをパスする事ができます。
これによりサブウーファー側での位相歪や信号劣化を低減できます。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
エンクロージャーの形状は曲線仕上げのラウンドフォルムデザインとなっており、音の濁らせる要因となる定在波を減少させると共に強度を高め、しかも音の反射による影響を低減しています。また、ベース部と低板に制振ウェイトを内蔵する事で低重心化と不要振動の抑制を図っています。
外観は天然木の突板を採用しており、表面塗装と研磨を繰り返した硬質の光沢仕上げとなっています。

別売りオプションとして横置き用のスタンドがありました。
このスタンドには高さ調整が可能な金メッキハイカーボンスチール製のスパイクが付属しています。

機種の定格

方式	アンプ内蔵・1ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型・防磁設計(EIAJ)
<アンプ部>
最大出力	400W(peak)
クロスオーバー	50～200Hz(連続可変、LF Direct off)
入力インピーダンス	Line in:22kΩ High in:4.7kΩ
電源	AC100V、50Hz/60Hz
消費電力	138W(待機電力1.5W以下)
<スピーカー部>
使用ユニット	低域用:20cmコーン型x2
周波数特性	19Hz～200Hz(LF Direct off)
外形寸法	幅330x高さ650x奥行433mm
重量	22.4kg
付属	接続ピンコード(3m)x2 滑り止めコルクx4 スペーサーx2 拭き布x1
別売:横置きスタンド ASF-D77(￥15,000、1台)
外形寸法	幅300x高さ100x奥行420mm
重量	5.1kg
付属	金メッキハイカーボンスチール製スパイク