オーディオの足跡

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DCD-1650AZの画像
 解説 

AL24Processingを搭載したCDプレイヤー。

従来のALPHA Processingの技術を継承したアナログ波形再現技術であるAL24Processingを搭載しています。
AL24Processingでは下位データ生成部の演算回路を2倍に設け、内部演算処理をする事で下位8ビットのデータを生成し、上位16ビットを加算して24ビットクオリティの出力を得ています。
まず、AL24プロセッサにCDのデータが16ビットで入力されます。このデータから変化率抽出部で1LSB変化した部分を抽出します。次に抽出されたタイミングをもとに失われた17~24ビットのデータをインテリジェントな適応処理回路で生成します。そして、1/256LSB変化点ごとに下位ビットを生成しこれに上位ビットを加算して合成することで24ビットクオリティのデータを得ています。
さらに96kHzのサンプリング周波数にも対応しています。

24bitのデータを忠実にD/A変換するため、マルチ24bitD/Aコンバーターを搭載しています。
マルチ24bitD/Aコンバーターは電源電圧(電流)の変動による影響を受けにくく、また帯域内量子化歪レベルが周波数に関わりなく一定しているため、ノイズの少ないクリアなサウンド再生を可能にしています。
さらに、このD/Aコンバーターを片チャンネル毎に2個ずつ差動動作で使用する4DAC構成としており、原理的にゼロクロス歪をなくすラムダS.L.Cとも相まって微少信号まで透明感のある音を実現しています。

電源部はオーディオ系とデジタル系のトランスを分離したデュアルトランス構造を採用しています。これによりデジタル系からオーディオ系への干渉を極力抑えています。
また、電源ケーブルにもインレットタイプの極太ACケーブルを使用し、電源のインピーダンスを抑えています。

電源トランス部に振動の減衰特性に優れた鋳物ベースを採用しており、振動源となるトランスからの振動による音質への影響を排除しています。
さらに構造的安定度の高いセンターメカマウントの採用や、駆動メカニズムから回路への振動の影響を抑えるメカカバー、二重構造のトップカバーと三重構造のボトムカバーなど、内部・外部からの振動による音の劣化を徹底して排除しています。

S.V.H.ローダーを採用しています。
ディスク再生時に不要なローダーを樹脂と金属を重ね合わせてハイブリッド化することで振動を抑えています。さらにローダーに防振性の高いプロテイン塗装を施すとともに、ローダーの両サイドを金属で抑えたダブルメカガイド機構を採用するなど、徹底した防振構造を実現しています。

サーボ回路にはデジタルサーボを採用しています。
デジタルサーボではディスクのコンディションを検出して調整することで、演奏する1枚1枚のディスクに最適なサーボコントロールを実現しています。

アナログ出力は固定と可変の2系統を搭載しています。
また、デジタル出力も光と同軸の2系統を搭載しています。

電源ケーブルにはOFC線材を採用しています。

D/AコンバーターなどのIC、抵抗、コンデンサー、配線材に至るまで厳選したパーツを採用しています。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

機種の定格
型式 CDプレイヤー
D/A変換部方式 リアル20bitラムダスーパーリニアコンバーター(4DAC)
フィルター 20ビット8倍オーバーサンプリングデジタルフィルター
GIC3次アナログフィルター
周波数特性 2Hz~20kHz
SN比 118dB
ダイナミックレンジ 100dB
全高調波歪率 0.0018%以下
チャンネルセパレーション 110dB
アナログ出力 Fixte:2.0±0.3V/10kΩ
Variable:0~2.0V/10kΩ
消費電力 17W
外形寸法 幅434x高さ135x奥行340mm
重量 12.4kg
付属 ワイヤレスリモコン