DENON PMA-930V
¥54,800(1985年頃)
解説
無帰還方式パワーアンプを搭載したプリメインアンプ。
パワーアンプ部は、電圧増幅段と電力増幅段とを電気的に完全に分離した無帰還0dBアンプとし、TIM歪など動的歪や、あらゆる歪を低減させ、さらにスピーカーからの逆起電力がプリドライバー段に与える影響を抑えています。
さらに、Pc100Wのパワートランジスタを採用し、ハイパワーを獲得しています。
電源部には多重シールドの電源トランスや16,400μFのブロックコンデンサーを採用しています。
イコライザーアンプ部にはスーパーイコライザーを採用することで広帯域化を実現しています。
また、MC/MMの切換えは機内リモートコントロールにすることで、配線の引き回しによるSN比の劣化を防いでいます。
クォリティ劣化を抑えた広帯域リアルタイム・トーンコントロールや、サブソニックフィルターを搭載しています。
高速プロテクション回路を搭載しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
<パワーアンプ部(Tuner → SP out)> | |
定格出力 | 80W+80W(6Ω) 70W+70W(8Ω) |
入力感度/インピーダンス | 150mV/30kΩ |
全高調波歪率 | 0.007%以下 |
混変調歪率 | 0.003%以下 |
TIM歪率 | 測定限界値以下 |
スルーレイト | ±150V/μsec以上 |
出力帯域幅(両ch駆動) | 5Hz~80kHz(THD 0.1%) |
周波数特性(1W出力時) | 4Hz~250kHz +0 -3dB |
出力インピーダンス(1kHz) | 0.1Ω |
出力端子 | スピーカーAorB:6Ω~16Ω スピーカーA+B:12Ω~16Ω ヘッドホンジャック:230mW/8Ω |
<プリアンプ部> | |
入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:0.2mV/100Ω CD、Tuner、Video、Tape:150mV/30kΩ |
最大出力/定格出力 | 10V/150mV |
全高調波歪率 | 0.001%以下(1kHz、8V) |
RIAA偏差 | 20Hz~100kHz ±0.3dB(MC) |
<総合> | |
SN比(入力短絡、ウェイトA) | Phono MM:86dB(2.5mV入力時) Phono MC:70dB(0.25mV入力時) CD、Tuner、Video、Tape:106dB(150mV入力時) |
トーンコントロール | Bass:±10dB(100Hz) Treble:±10dB(10kHz) |
サブソニックフィルター | 18Hz、6dB/oct |
ラウドネスコントロール特性 | 低域:+7dB(100Hz) 高域:+6dB(10kHz) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 150W |
外形寸法(脚、ツマミ、端子含む) | 幅434x高さ112x奥行393mm |
重量 | 9.3kg |